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きほんのラポール01.保護者の心理を読み解く

ラポールは保護者と仲良しになるためではなく、保護者の考え方を理解するため

ラポールはフランス語で「橋をかける」という意味です。これは、人と人が心を通わせる状態を指します。信頼を築くためには、お互いに警戒し合ってばかりいてはうまくいきません。
ただピアノを教えるだけではなく、保護者に「この先生なら安心」と思ってもらうことが大切です。
ラポールができると、警戒心は消えます。相手が自分を傷つけないとわかれば、安心して話せるようになります。結果として、お互いの話を素直に受け入れやすくなり、良い関係が生まれます。
自分の言葉に自信が持て、保護者の意見も素直に受け入れられます。こうして、指示や提案に対する抵抗がなくなり、物事がスムーズに進むようになります。


ラポールとは何か?

ラポールは、相手に信頼を与え、その意欲を引き出すための聴き方のスキルです。スキルと聞くと冷たい印象を受けるかもしれませんが、ラポールのやり方を学べば誰でもできるものです。

ラポールをとるメリット

ラポールを使い続けることで、相手の感情や自分の感情を客観的に見ることができるようになります。つまり、怒りや苛立ちを感じることが少なくなります。

保護者との関係が良くなり、悩むことがなくなったら何をしますか?
指導者が答えたことを実現できるのがラポールの効果です。
ラポールを身につければ、コミュニケーションに悩むことがほとんどなくなります。

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