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(3)生徒とどんな関係になりたいのですか?

先生と生徒の理想的な関係とは?

NLPの基本的な考え方に「人は常に最善の選択をしている」というものがあります。
指導の後で「もっとこうすれば良かった」と後悔しても、その時の自分は最善を尽くしたと信じましょう。後悔から学び、次のチャンスに活かすことが大切です。
レッスンには必ず次があります。新たなチャンスがあるのです。
指導者は生徒のことを真剣に考えています。生徒ができないことをできるようにしたい、苦手なことを克服して自信をつけてほしいと願っています。
しかし、次のような時に先生は悩みがちです:

  • レッスンがうまくいかない時

  • 生徒の課題が改善しない時

私も長い間、「生徒を上手にしなければならない」と考え、上達が見られない生徒を見て自分を責めてきました。
生徒ができないことやその理由を考えすぎる時があります。でも、それよりも大切なことがあります。それは、

先生は生徒とどんな関係を築きたいですか?そして、生徒にはピアノとどう向き合ってほしいですか?

これが大切な問いかけです。
ピアノを教えることには、いくつかの側面があります:

  • 生徒がピアノを弾けるようになること

  • レッスンの対価として報酬を得ること

しかし、それだけではありません。もっと大切なことがあります。
指導者として、次のことを明確にする必要があります:

  • 生徒とどのような関係を築きたいか

  • 生徒の幸せをどのように考えているか

これらの問いに答えることで、より良いレッスンを提供できるでしょう。

生徒の幸せとは何か?

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