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それは本当に攻撃なのか?

趣味のピアノで、去年からYouTubeで、ピアノ紹介動画を作っています。

先日、視聴者から批判を頂きました。

初めてそれを読んだ時、自分の中で
「この人は何を私に求めているんだろう?」
と思いました。

そして
「私は何をすれば、この人は満足するんだろう?」
と思っていました。

私はこの人に何をすれば満足するのだろうか?という思考

おそらく、私は、長年母の干渉をそのまま自分の中に取り入れて「言う通りにしなければいけない」と思ってきたせいです。

他人が何か言ってくると、自分がしたくなくても、やらなければいけない、と思ってしまっていたのです。

私は常に自分を守るために、テリトリーを守る癖がついていました。行動しながらその都度、これだな、と、わかります。

他人が自分に関わってくる
=意見の対立
=ケンカ
=批判

という構図。

夫が、わたしを何度も呼ぶと、一瞬、(何よ、うるさいなあ!)となるのは、この名残です。(最近やっと思わなくなりました。)

わたしにとっての安全は、無視してくれることだったからです。

子育てコーチ講座の受講中は、他人が何か自分に言ってくるのが「怖い」と思う感覚がありました。母が、私にいちゃもんをつけてくることから来ていました。理由がわかって、そう感じることはなくなりました。

思考パターンとしては、

他人が自分に関わってくる
=>文句を言う
=>意見の対立
=>自分の行動を制限する

があるんだな~と自覚しました。

境界線が曖昧だと、自分の意見を言うのが怖くなる

他人が自分の境界線を越えて、私の行動を制限するなんて、ふつうならありえないです。

でも、相手の言葉を受けて、自分が相手の言葉をまともに受け取って、自分自身を制限することはいくらでもありえます。

境界侵入です。
子どもであれば、養育してくれる人に自分を預けなければ生きていけないのです。愛情たっぷりで育ててくれないという前提であれば、自分の気持ちより相手のことに気を遣ってしまうことは十分にありえます。

境界があいまいな人は、自分に必要以上に依存してしまう人と、必要以上に関わられるのをとても嫌がる2種類があります。

  • 自分の気持ちを相手に伝えるという経験をしていない。
    言われたことをするという経験しかしていないと、自分と相手の境界線が曖昧になります。そして、相手の言葉が自分を縛るような気がしていきます。

そうした心の動き(反応)を身に着けてしまったことにより、特定の言葉や行動が、自分を制限してしまうことはあるんです。

批判=自分を否定するもの と思っていると、やはり生きにくくなります。

ところで「批判」を調べると「良いところ、悪いところを見分け、評価すること」だそうです。

すると、私のように批判を攻撃だと思っている人は、自分を自分で批判している傾向があります。「批判されている」と感じるのは、自分で批判しているからで、それが相手から批判されたように感じてしまうのです。

自分で感じていることは、人に映し出されます。つまり自分で感じていることを人に映して見ているのです。(投影)

相手は相手のものさしで見ていることを忘れずに

でもね、考え方を変えてみましょう。そもそも、相手は批判していないかもしれないじゃないですか。

相手には相手の思い込みがあります。その方は批判しているようで、自分の意見を言っているだけかもしれません。

「言いたいことは言いなさい。それが相手への愛情だよ」なんて言われて育ってきた人かもしれません。

私は最近、知人と国会議員の話をしました。知人は、国会議員はメンタルが強くないと…と言っていましたが、いや、果たしてそうだろうか?と思うようになったのです。

成功している人や視野の大きい人は、たとえ厳しいことを言われたとしても、批判をした人の話の中身をよく聴いて、ディスカッションして、そこで聞いたことを自分の考えに取り入れているかもしれないのです。

批判を自分の糧にしていて、批判をチャンスと思っている可能性はあります。自分にわざわざ、言ってくれる人なんて、ラッキーと思っているかもしれないんです。

厳しいことを言われて「ラッキー」と思っているか「自分なんて」と思っているかで後の行動に明暗が分かれそうです。

リフレームしてみよう

子育てコーチの友達が、意見の対立・ケンカをリフレーム(肯定的な意味づけ)で返してくれました。

  • お互いの気持ちに正直

  • あるがままを出せる

リフレームも大切です。

私のリフレーム「私を批判する人・私に意見を言う人」は、

  • 関わりを求めている

  • 共通認識を持って、より良くしたいと願っている

上のような新しい思い込みをつくり、行動していきたいと思います。

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