【番外編】シェアオフィス
今回はここ数年で急激に利用している会社が増えてきた「シェアオフィス」について話そうと思います。
ソフトバンクが出資していることでも有名な『WeWork』はかなり話題になった。
まず、はじめにシェアオフィスとは、1つのフロアを複数の会社や個人が共有するオフィスのことである。
コワーキングスペースやレンタルオフィスなど様々な呼び方があるが、明確な線引きがある訳ではないため、ここではシェアオフィスと呼ばせてもらう。
シェアオフィスは『WeWork』が流行する前から、日本にもあったが、2018年にWeWorkが日本に上陸してから急速にシェアオフィスの概念が広がったと感じる。
シェアオフィスと従来のオフィスとの違いは何だろうか。
大きな違いは
『会社の規模に応じて柔軟に対応出来る』
『新たなコミュニティとしての拠点』
『コストの削減』
である。
○従来のオフィスとは…
・ビルの1フロア全てやフロアの1区画で区切られており、1つの会社だけが利用しているため、クローズドな環境である。
・オフィスを借りる場合、数年間の定期賃貸借のため、会社の規模が早いサイクルで変わるようなスタートアップの会社にとっては、フットワークが悪く、手間も費用もかかる。
・オフィスを借りる際には保証金が必要であり、借りた後もオフィスの内装や椅子やデスクや備品を揃えるための初期費用がかかる。また、賃料の他に水道光熱費やインターネット利用料や事務用品などランニングコストもかかる。
○しかし、シェアオフィスは…(WeWorkを参考に)
・フロアの中に共有スペースがあり、1つのフロアに様々な会社や個人、業種や業界を越えたオープンな環境である。そのため、新たなビジネスのチャンスや知識の共有など出来るのではないかと思う。
・1デスク毎に利用料がかかるシステムのため、人数が増えて会社の規模が大きくなっても、増えた人数分の利用料を支払えばすぐにオフィスを拡大出来る。
従来は数年間の定期賃貸借だが、シェアオフィスは月単位で借りることができるため、いつでも退去出来る。さらに、拠点が色々なところにあるため、社員の都合の良いオフィスで働くことができ、フットワークが良い。
・初期費用が抑えられる。椅子やデスクなどの費用がかからないため、初期費用を抑えられる。さらに、月々の利用料に水道光熱費やインターネット利用料や事務用品などのランニングコストも含まれている。
今回はシェアオフィスについて、従来のオフィスと比較して何が違うのか、話してきました。