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【不動産業界】賃貸仲介編③

前回は、賃貸仲介が売上を上げるためのポイントの1つである「対応エリア」についてお話しました。

今回は売上をあげるための最後のポイントである「仲介手数料」について、説明していく。

今回は賃貸物件を探している人には
是非最後まで読んでいただきたい。

「仲介手数料」は不動産仲介会社において収益源である。この仕組みを理解するためには仲介会社がどのように工夫しているのかを考える必要がある。

仲介手数料は、報酬額として上限が宅地建物取引業法によって決められている。【不動産業界】賃貸仲介編で貸主と借主の両方から支払われる額が合計1ヶ月分(それぞれから1/2ヶ月分が限度)と説明した。

ネットや街中で、仲介手数料無料や仲介手数料半額のような文字を見かけたことがあると思う。

仲介会社にとって貴重な収益源である「仲介手数料」を減らして大丈夫なのか。

その答えはノーである。


しかし、それを可能にしているポイントが3つある。

①仲介会社が借主からもらう仲介手数料分を貸主からもらう

note 不動産業界 仲介手数料 

②貸主からその物件の管理も任されている場合、仲介手数料以外で補填する

note 不動産業界 賃貸 関係図

③仲介手数料の代わりに”何か”で仲介手数料分を借主からもらう

代わりに何かとは、実際に契約をする際の”不透明な支出”である。
賃貸物件の契約をする際には、敷金・礼金や鍵の交換費用等、賃料以外にかかる諸費用が存在する。諸費用は仲介会社によって様々なため、実際に契約する際に確認して欲しい。

実際にあったニュースを取り上げたい。

アパマンショップリーシング北海道がガス爆発を起こしたニュースなのだが、この事故原因は未使用の除菌消臭スプレー120本の廃棄を行うために、室内で噴射していたことが爆発に繋がったと報じられた。

この際に、ここの会社では借主から消臭サービスとして金額を受け取っていたが、実際には消臭サービスを実施していなかったことが発覚した。

このように、諸費用の内訳や使い道など不透明なことがある。

”不透明な支出”は鍵の交換代、クリーニング費用等、金額の根拠のないものがあるため、他の仲介会社と比較したり、ネットで相場を検索するなどして欲しい。

説明が長くなったが、つまり、”何か”で差額分を埋めている可能性がある。

こららの3つのポイントを活用することで収益を確保している。

賃貸仲介事業では、多くの売上を上げるために「取り扱っている物件」「対応エリア」「仲介手数料」の3つのポイントがあると話してきた。中でも『仲介手数料』が最も重要なポイントであり、多くの会社がここを工夫し、売上をあげているという訳である。

3回に分けて賃貸仲介について、話してきましたが、上手く伝えることが出来ましたでしょうか。
今後もこのように私の見解でビジネスモデルを解説したり、私の考えや思いを記事にしていこうと思っているので、是非応援していただけたら幸いです。

次回は、SUUMOやアットホームなどは賃貸仲介会社なのか。について話そうと思うので、要チェック!!



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