子育ては親育て
第一子を出産してからもうすぐ4年に到達する。
彼はあと少しで4歳になる。
子供の出産を機に変わったことは数えきれないが、大きく変わったことの一つが本。
これまで悩んだ時や元気が欲しい時、勉強や別世界への逃避行など、身近に本の存在があった。
振り返ると、子供を育てるようになってからは子育ての本が選択の中心になっている。
子供に関わる心理学。身体の健やかな成長を促す方法。子供の脳の発達の促し方。丈夫な体と心を作る方法。幼児教育について。など。 興味の湧いた本は色々と読んでみた。
…読んでみたとはいうものの、1冊1冊をしっかり読み込んだわけではない。
産後の読書は大変だった。
まとまって読む時間が取れない。寝不足の為か集中力もない。目の疲れか脳の疲れか…活字を目で追えない。読みたい心と読むのを拒む体との調整には苦労をした。
しかし、何もわからない未開の領域に関して少しでも知識を得たくて無理を感じながらも読んでいたりした。そして、結果。読んだ知識のどれほどが身についたのだろう?どれだけ活かせているだろう?
子供が1人の時には出来ていたことが、人数が増えていく度出来なくなってくる。ひとつひとつの行動のクオリティは下がっていく。本の中で理想とされている育児には及ばないことばかり。
今日も若干3歳の子供と朝から軽く口論になる。
せっかくnoteにて記録のようなものを書き始めたので、改めて子供との出来事を反省してみる。
冷静に振り返ると分かるのは私の理不尽さ。
子供には明るく、元気よく、笑顔で、素直で、優しく、機嫌良くを求めてしまうが…。
果たして、自分は出来ているのか? 育児本で読んだ、余裕を持って子供に感情的にならないこと。それは出来ているか?
子は親を見て育つ。私が出来ていないなら、子供ができないのは当然だ。まして、この世に生まれて3年の新米ができないのは尚更。親になると自分は棚の上に乗ってしまいがちだが、私の精神レベルも恐らく大人にはなれていないのだろうと思う。
きっと独り身の時には取り繕っていた化けの皮が子育てを通して剥がれたのだろう。蓋を開けてみれば、自分の精神性の未熟さに改めて気がついた。
さあ、そろそろ気付いて認めなければ。
今の自分は体は大人、心は子供。
形ばかりの読書に逃げることなく、今の現実をしっかり見つめよう。そして、そんな今の自分を認めて、私自身も育ててあげよう。
きっと、子供たちと一緒に成長できる。
子育ては大変なことばかり。避けて通ることは消して悪いことではない。別の成長の方法は無数にある。
ただ、子育ては親も育てられるのだと信じたい。私の成長を助けてくれる小さく偉大な子供たちに今日も感謝と愛を。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?