【開催報告】「世界は贈与でできている」読書会第2回・第3回
2023年12月5日、そして、2024年1月9日、
「世界は贈与でできている」の読書会をしました!
(2回まとめてのご報告になってしまい申し訳ない・・)
12月5日(第2回)イベントページ
1月9日(第3回)イベントページ
第2回、第3回とも、
第1回に引き続いてご参加くださったかたがいて、
無事、開催することができました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
今回もファシリテーターは本田さん。
いつもありがとうございます!
輪読⇨ジャムボード⇨対話、という流れで行いました。
第2回のジャムボードはこちら
第2章でまず衝撃的なのは、
「他人様に迷惑をかけてはいけない」という呪縛により、
死を選んだ男性の話ですよね。
そして、話題は、
「交換」と「贈与」の違い、
「甘える」と「頼る」の違い、
「自由」と「依存」の関係、
インセンティブ(報酬)とサンクション(制裁)、
贈与にみせかけた交換、想像力の欠如・・・と続きます。
みんなで、こんなことを話しました。
・本では交換と贈与を分けているけど、実際は分けられないかも
・あるときから、ヘルプを発するようにして楽になった!
・病気になると、交換できずヘルプするしかできない状況はつらい。
・お返しせねば、ではなくて、本当に差し出せるときに差し出す。そのほうが気持ちいい。
・交換が悪いことのように論じられてるけど必ずしもそうではないと思う。
・同じ行為でも見返りを求めているときとそうでないときがある。
・「お返し」はめんどう。ありがとう、で終われればいいのに。
・「助けてもらう」って、自分が「下になる」イメージで、助けてもらうのは「恥ずかしい」っていうイメージがあるかも。「武士は食わねど高楊枝」の文化。
・国ごとの違いってどうなんだろう?同じ日本でも、年代で変わる気がする。
・チップの文化ってどうなんだろう?
・チップはサービスの対価ではなく感謝をあらわすもので、交換にみえて、贈与的でもある。
・言葉のニュアンスの違いが気になる。「迷惑をかける」「助け合う」
・「迷惑をかけずには生きられない」と言われて、とても楽になった経験がある。
・心に余裕がないと、人を助けることはできない
・この読書会って、交換?贈与??
・結局、交換なのか贈与なのかは、それぞれの在り方や関係性の問題かも。
・投げ銭は難しく、交換のほうが楽。
最後には、たくさんダジャレネタを持ち込んでくださった方に、
無茶振りで「かけことば」を振ってみました^^
うまいっ!!笑
第3回のジャムボードはこちら
第3章は、"贈与が「呪い」になるとき”というタイトルで、
「親子関係」の話が多いので、
みんなちょっとモヤモヤする感じがありました。
・岸田少年の話はぜんぜん納得できない。
・筋が通ってないこともないけど、どうもしっくりこない。
・人に頼って、助け合って、贈与をしあって生きていきましょうって感じの「良いこと」が書いてある本だと思ったのに、そうじゃなくてモヤモヤする。
前回も話題に出ていたんですが、
どうもこの本の内容や作者の言い回しには、
ひっかかる人も結構多いみたいですね。
言われてみれば確かに、
無理があるというか、こじつけ感というか、
あるいは、極論だな〜みたいな感じが、
ところどころ、なきにしもあらず。
第3章最後の
「鶴の恩返し」の鶴は純粋贈与を完遂しようとした、
ってくだりなんかは、とくに顕著ですねw
でもまぁ、教科書じゃないので、
書いてあることが正しいとか正しくないとか、
そういうことじゃないんですよね。
書いてあることを受け入れるか受け入れないかも、
読む人次第。人それぞれです。
この本を読んでみたかた、
みなさん、どんなふうに思いましたか??
第3回の読書会参加者は4名だったので、
それぞれがたっぷりじっくり言いたいことを言って、
じっくり対話できた感じがありました。
こういう時間はありがたいですね。
他人との対話を通して自分と出会う時間。
今回の読書会では、
「自分が想定していない賞賛や返礼を受け取ると、とまどい抵抗を感じることがある。それって一体なんだろう?」という話が一番盛り上がりました!
・・・いや、実は、チェックアウト後の「放課後タイム」のほうが
なんなら盛り上がったんだけど、
その内容はそれぞれの胸の中に秘めておくことにしましょう♪笑
さてさて、第4回を開催しますよ!
ここからのご参加も大歓迎ですので、
なんかおもしろそうだな・・そう思ったかた、お待ちしております♪
2月8日(木)19:30-21:30です。
詳細・お申し込みはこちら↓
お金のために何かをしないと決めています。やりたいと思ったことだけやっています。・・とはいえなかなか世知辛い世の中。気が向いたら、サポートをお願いします!