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仏教「いいとこどり」勉強会〜開催報告

5月下旬から、7月にかけて、
3つのテーマについて仏教勉強会を開催しました!
まとめてになっちゃいましたが、今回はその開催報告をさせていただきまーす♪

5月31日ほか3回開催
テーマ1「欲望をどうしたらいいか」

6月24日ほか1回開催
テーマ2「怒りをどうしたらいいか」

7月30日開催
テーマ3「愚かさを乗り越える」


仏教の勉強をはじめて、たったの1年。
しかも独学で勉強している初心者の私ではありますが、
ひとまず4つのテーマについて一通りやってみよう!と思いたったところから、
おかげさまで3つのテーマまで無事終わらせることができました。

最初に設定したテーマは、以下の4つです。
<テーマ>
(1)欲望をどうしたらいいか
(2)怒りをどうしたらいいか
(3)愚かさ(迷う気持ち)を乗り越える
(4)他者との関係をどうしたらいいか

仏教に詳しいかたはお分かりかと思いますが、
ここまでの1〜3は、「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」がテーマです。

大乗仏教の多くの宗派でも説かれている、
人間であれば誰でも本質的にもっているこの3つの心の動きを、
前半のテーマとしました。

1年前、なんとなく仏教に興味を持ち、
最初は大乗仏教のWebコースで勉強し始めた私ですが、
だんだんコース内容が特定の宗派に偏ってきたので、受講をやめました。

そこからはいろいろな本を読んだり、
ネットで検索して学術論文を調べたり、
YouTube動画を観たり、
大学の生涯学習講座を受講したり、
カルチャーセンターの仏教講座をのぞいてみたり、、、
節操もなくアレコレつまみ食いで勉強していますw

というのも、
「仏教」と呼ばれるものを独学で学んでいくうちにわかったのは、

どうやら、のちに「仏教」と呼ばれているものの多くは、
もともとのお釈迦様の教えとはだいぶ違うものも多いようだ

ってことで、

「じゃあ、もともとお釈迦さまはなんて言っていたの?」
というところに一番興味がわいて、ハマっていったのでした。

・・・でも、調べた結果わかったのは、
「本当にお釈迦様本人が言ったか言わないか」はまだまだ研究途上で、
そこは仏教学者さんたちが今でも研究している分野であり、
「研究者によっていろいろな説がある」ということ。

であれば、
しょうがないから、そこはひとまず諦めて手放すとして、

偏った思想に染まらないように、
いろいろな見解・いろいろな仏教思想を調べてみよう!
というスタンスで、勉強をすすめました。

ここまで勉強してみて、
私たちに馴染みのある「大乗仏教」ではなくて、
「原始仏教」とか「初期仏教」と呼ばれるものの方が、
お釈迦様がそもそも言ったことに「より」近いらしい、
とわかってきたので、
今、興味があるのはもっぱらその辺りです。

学べば学ぶほど、
「お釈迦さま、すごいな!」っていうエピソードが
いっぱい出てきてめっちゃおもしろいんですが、

「すごいな!」とは思うし、
「お釈迦様の教え通りに生きられたらな」とも思うものの、
思ってすぐ実践できるほど、
原始仏教って甘くないんですね・・・・

そもそも、「信仰」ではなくて、「実践法」なので、
「信じればOK」というものではない。

・・・そう考えると、
「信じれば救われる」っていう他の宗教や大乗仏教は、
めっちゃラクでいいですよね〜。
それなら流行るし、
末代まで残るわって思います。

その点、
原始仏教は私が学んだ限りでは、
そういう類のものとはまったく違っていて、
「信じなくてもいいから実践してみろ」って感じなんですよね。
むしろ、自分でやってみてできない限りは信じるな、という感じ。
実際に、お釈迦さま自身も、
「自分のいうことを盲目的に信じるな」とおっしゃったとか・・・

お釈迦さまの本来の教えは、
自分で努力して実践しなきゃいけない、という、
決してラクな道じゃないので、
流行らなくて、
結局は下火になっちゃったんでしょうね〜。残念ながら。

今回、開催した勉強会も、
初回はたくさんの人が来てくれました。
タイトル通り、仏教の「いいとこどり」ができるなら、、、、
というところに惹かれて参加してくださった方が多かったみたい。

でも、私なりのポイントをお伝えした上で、
「自分で実践するしかないらしいです」という結論になるので、
2回目からは参加してくださる方が激減しました苦笑

「自分で実践するしかない」
つまり
「誰でも実践しようと思えばできる」
というところが、めっちゃ「いいとこ」だと、
私は思うんだけどなぁ〜。
信仰しなくてもいいし、
なんなら、他宗教を信仰してたっていいんですよ。
そこがポイントなんだけどな〜〜〜!

・・・まぁでも、自分としては、
勉強会やってみて、本当によかったです!

参加してくれる方の質問や感想からも、
「人間の本質」がめちゃめちゃ見えてくるので。

基本的にはほとんどの人が、
「言ってることはわかるけど認めたくない」
という反応。

すっごいわかります!
ってか、私もそうですもん笑

たとえば、
「生きることは苦(一切皆苦)」って言われたところで、

いやぁ、でも、実際ご飯食べたら美味しいし、
楽しいことも嬉しいことも結構あるし、
できるだけそういうことが多い人生を送りたいよ、って
誰しも思うじゃないですか。

でもいつどうなるかわからないのが人生だし、
最終的には全員もれなく、老いて死ぬ。

それがいやだとガタガタ言ったりあがいたりしないためには、
そういうネガティブな感情を感じないようにすればよくて、
ってことは、
喜びや楽しさやそういうプラスの感情も感じないように、
すべての感情を超越してしまえばいいんだよ、っていう・・・

結局は原始仏教って、そういう教えなのかなぁというのが
今の段階の私の感想です。

たとえばね、
めっちゃ難しいゲームがあったとするじゃないですか。
クリアする喜びや達成感を目指して
何度も何度もチャレンジするけど、
激ムズでなかなかクリアできない。
悔しいし、イライラするし、悲しくもなるけど、
いつかはクリアできるかも!って
何度もトライして、トライして、、、、
・・もしクリアしたらその瞬間は超うれしいけど、
「で?」って感じでしょ?
クリアしたところでなにがあるってわけでもない。
それで、また別のゲームをやり始めたりする。

人生って、生きるって、実際そういうもので、
なにかを必死で達成しても、
必ず最後には死んで終わりになるだけなんだから、
最初っからそんなゲームおりちゃえばいいじゃん、
っていうのが原始仏教の教えなのかな、と感じてます。

「ゲームからおりる」=「解脱」。

でも〜〜〜・・・
ゲーム楽しいもん!やめたくない!
やってればいいこともあるかもしれないし!
なにより楽しいし!
それでいいじゃん!!

・・・というのが、私たち一般人の思考。
もちろん、私もそうです笑。

まだ「解脱したい」って思えるところまではいかないですね〜
(もし解脱できたら、
そんな俗世の喜びとは比べものにならないくらい
「超・至福!」って感じになるらしいですけどね)


だけど、若い人はさておき、
いい年になったら、
原始仏教を勉強してみるのはオススメです。

だって、
いい年になっても、
まだ野望を抱いてあくせくしたり、
他人と争ってトゲトゲして生きるのはちょっとしんどいし、
みっともないかも?

できれば、いい感じで年取って、
穏やかに死にたいじゃない??


そんなわけで、
いいお年頃になったらオススメの仏教勉強会。
最後のテーマを8月27日(火)に開催します。

ほんとは、若くたっていつ死ぬかなんて誰にもわからないので、
みんなに学んでほしい内容です。
年齢にかかわらず、
興味があればぜひご参加くださいね♪


ちなみに、今はじめて知ったけど、
テーマの1から順に学びたい!という方のために、
今後も4回シリーズで開催していこうと思っています。

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