あなたも共依存の傾向があるかも?共依存症者の特徴5つ その①
共依存症者には5つの特徴がある。
2つの記事に分けて、その特徴について話していきたいと思う。
今回は3つ、私の体験談なども含めて紹介する。
① 「必要とされる」ことを必要とする
この傾向を持つ人は、「自分が相手を好きかどうか」よりも「相手が自分を好きかどうか」が大切だ。
電話やメールが来ないと「もう私なんて必要ないのかもしれない」と過剰に落ち込んだり、憤ったりする。
また、自分を好きな人に弱いので、強引なアプローチに押し切られることもある。
よって、「君が好きだ」「あなたが必要なんだ」と熱烈に口説かれて、好きかどうかわからないけど付き合うことになる。
その上、気付けば相手の連絡を心待ちにしているのは自分だったりするのだ。
私はいつもこのパターンに陥る。
「好きって言ったのはそっちのクセに。」「連絡をくれないなんて、あなたの毎日に私は必要じゃないんだ。」「もう好きじゃないんだ。」「そんなはずない。あなたには私がいないとダメなんだから。」
そんな言葉が頭の中に溢れて止まらなくなる。
悲しくて苦しいのに、自分が相手を好きかと自問すると、自分でも分からない。
この傾向の人は、他人が自分を必要としていないと、自分に生きている価値があると思えない。
自分の存在価値が、他人によって決まるというのは、自分の人生を他人に預けているようなものだ。
他人はコントロールできないから、自分の人生の主導権を失うことになる。
② 「救済者」になりたがる
「必要とされることを必要とする」の状態がより悪化し、自分から積極的に相手を助けようとする状態になっている。
救済者になる=相手にとって自分が必要不可欠な存在になった、と思えるからである。
この傾向がある人は、自分から問題のある人と付き合おうとする。
いわゆる、ダメンズウォーカーは、救いがいのある相手を自分から求めているのだ。
「この人を助けてあげられるのは、私しかいない」
なんて思ったことのあるあなたは、要注意。
③ 相手を放っておけない
やたらと悩みの相談をうけることはないだろうか。
そして、その問題に深入りしすぎて、自分まで落ち込んだり、常にどうしたらよいのか考えてしまったことは?
私は以前、カウンセラーになりたいと友人に言ったことがある。
その際にかけられた言葉は散々なものだった。
「相手の悩みを引き受けすぎて、潰れていくと思う」
「相談相手が男だったら、なんだかんだ恋愛関係になり、泥沼化するからやめておけ」
…他人の方が自分のことをよくわかっていることが、往々にしてあるものだ。
共依存の傾向が強い人は、他人と自分の間に境界線を引くことが下手だ。
相手の問題を自分の問題のように考えてしまい、適切な距離がおけない。
例えば、彼氏が急に失業したとしよう。
もちろん、あなたは慰めるだろう。そしてその後、どう行動するだろうか。
失業保険について調べ、どこへ行ってどう申請すべきかを相手に伝え、なんだったら一緒にハローワークへ行ったりしないだろうか。
自分が失業したわけでもないのに、正社員募集の会社を探して、相手に教えてあげたりしないだろうか。
…ええ、私の実体験である。
こういった行動は、一見、とても親切で優しいもののように感じる。
自分でも「面倒見のいいお姉さん」だなんて思ったりする。
でも、この行動の裏にある心理はそうじゃない。
そこには「相手をコントロールしたい」という感情が潜んでいる。
以前、彼氏に言われたことで、今でも心に深く刺さっている言葉がある。
「なんでも、自分の思い通りにならないと気が済まないわけ!?」
そんなつもりじゃなかった。
ただ、私なりに彼にとって最善のことを考えて、行動していたつもりだった。
でも、言われて気が付いた。
私が憤ったり、悲しんだりしていたのは、彼が思い通りに動いてくれなかったからだって。
自分にこの傾向があるのか確かめたい場合は、1週間でいいので恋人に好きなように行動させることができるか試してみるという手がある。
会わないし、電話もしないし、LINEもしない。
恋人は、自分の知らない世界で知らないように生きている状態にする。
そのことが不安で仕方なくなるようなら、あなたの共依存的傾向は高い。
今回の記事はここまで。次回は、残る2つ「常に自分を後回しにする」と「 現実を見つめることができない」についてお話します。
正直、ここまででも、かなり自分の共依存の傾向が強いなと感じている人も多いんじゃないだろうか。
自分と向き合うこと、自分が病的だと認めることは苦しい。
でも、逃げてたら何も解決しないことも、もう分かってる。
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