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勇気を出してみたらサーっとモヤが晴れ出した

産休に入る前からずっと頭の片隅にあった、「復帰が死ぬほど憂鬱」問題。
産休に入る前から、である。これから長い休みに入るという時に、一年以上も先の未来を憂いていたのだ、相当病んでいた。

上司と、それから私の指導者的な立場である先輩社員、通称ハリケーン(いずれもクセモノ)の件。
共にうまく関係が築けず、これまで職場の人間関係で悩んだ経験がない私にとって、とにかく毎日が修羅場、修行であった。

ママボランの研修でアドラー心理学なども学び、やはりうまいことこちらが努力して付き合っていくしかないのか、と思っていたところ。

会社にお悩み相談室的なものが設置されたらしいというメールを偶然発見し、もうその日は朝激弱の私が朝5時から覚醒し、相談すべきかしないべきか、したら評価が落ちるのか、どういう切り出し方をしようか・・・まだ仄暗い寝室で脳をフル回転させていた(怖い)。

あれから二ヶ月ー
結局私は、【相談することに決めた】のであった。
ママボランの価値観発見ワークショップを経て、ここは解決に向けて出来ることをやるべき!と改めて思い知らされたことが大きい。

改めてママボランは、ボランティアや研修やキャリアカウンセリングを通して色々なことを気づかせて、そして決心させてくれるなと思う。

で、今日そのお悩み相談の日だったのだ。

相談したのは

先方の都合で、面談時間はたったの30分だった。結構ヘビーな内容なので絶対足りないと思ったが、しょっぱなから時間を延ばせと言うのも忍びなく、できるだけ事前に情報を伝えるべくメールをしておいた。

相談したのは二点である。

①上司と先輩社員ハリケーンとの関係
②育休復帰後のキャリアについて

短時間なので、サクっと終わりそうな②から話すことにした。

育休復帰後のキャリア

ママボランでの諸々通じて、「それぞれが自分の個性や強みを活かして、生き生きと働いている」状態を目指したいこと、そのために、人事の仕事の中でもタレントマネジメントや配置、適材適所に向けた取り組みなどに興味があることを伝えた。

そうだそうだ、長年「研修じゃないだろう」感はあったし、やっぱり私のやりたいことはこれだったんだ!と、目が覚めた思いだった。

今の会社でそういうことができるのか、具体的にそのチームではどんな業務をしているのか、改めて聞いてみた。
やっと会社の人に相談できた!

・・・のに、である。

ちなみに相談相手は社員のよろず相談窓口の、人事部担当みたいな人で、最近優しそうな女性から仏頂面の男性に変わったのでちょっと緊張していたのだが、この仏頂面ガイがびっくりするくらいいい人だった。
人は見た目によらないとはこのこと、しかも男性という所がまた良く、女の園である私のチーム、レポートラインの微妙な人間関係の機微は全く気づいておらず、無邪気に色々聞いてくるし、フラットに意見くれる辺りが、むしろ心地良かった。

私のやりたいことを叶えるとすると、二つの道がある。

一つは部門付の人事。俗にHRパートナーなどと呼ばれるやつである。彼らは私の興味のある配置(アサイン)みたいなこともやるし、それ以外にも広く浅く関わる。
採用も労務も育成も、浅ーく関わる。そして部門付なのでその部門の社員との距離も近く、社員のお悩み相談役的な役割も担う。つまり、何でもする。

私の指向性からして、ちょっと違うかなーと感じていたりする。

もう一つは、配置(アサイン)専門にやるチーム。それぞれのプロジェクトのニーズを聞いて
それに見合う人をピックアップする。
「こういう人を何人お願いしまーす」と言われて、スキルや経験を満たした人を人数分選んで、「この人たちどうですかー?」「OKでーす」みたいな感じだろうか。笑

どこの会社も同じようなものだと思う。
憧れていたカッコイイ仕事をするチーム、のようなイメージだったが、実際の仕事を聞いて思った。

あれ、なんか、面白くなさそう、、
機械的ー、、
結局調整役で終わりそう、、

言葉だけ聞くとタレントマネジメントとか、アサインなんていかにもカッコいいではないか。

でも実際は現場のリクエストを聞いて、その通りに動いて、渡すだけ、、??な印象である。
そういう仕事を求めている訳ではない。
もっと私は、創造的なことがしたいのだ、と改めて思った。

ママボランで、コンテンツを作ったり、ありたい姿に向かってアイディアを練ったりした時間が楽しかったなと思い出す。

そうなるとやはり、今後のキャリアも人材育成、人材開発ということになるのだろうか。

一周回ってやはりここなんだろうか。

この次の話題で、私はまた決意を新たにすることになる。

上司と先輩社員ハリケーンと、まさかの展開

ここで私が具体的な名前を言う前に、「あぁ。あの方とあの方だよね」とばっちり当ててくる仏頂面ガイ。さすが勘が良い。
というよりも、まぁまぁ有名な二人なので、色々と相談を持ちかけるのは私だけではないようであった。

ここでまさかのサプライズな発表があり、私の長年のモヤが嘘のように晴れ渡ることになる。

なんと、

上司がチームを去った、らしい・・・!

ここ数年で一番のサプライズであったのではなかろうか。
育休中でも会社のメールはちょこちょこチェックはしているが、上司の異動関連のメールは全くなかった。

通常チームを異動する時は、寄せ書きとか、オンラインでもちょっとした挨拶の場みたいなものが用意されるのだが、全くなかったようである。(前代未聞、何もなしにヒッソリと異動したことから・・・色々と察する。。)

全く知らなかった。

誰か教えてよ〜と言いたいが、そんなことを気軽に教えてくれる同僚はいない。そもそもプライベートでは皆連絡をとらない。

外資ってそんなものなんだろうか?
チームによると思うのだが、私のチームは昔からそんな感じである(今は完全テレワークだが、出社していた頃はお昼すら皆各々で食べている、英会話しながらとか、本読みながら、とか。なので誰かと食べたい時は他のチームの同僚達と食べる)。
日本企業から転職して以来、ずっと謎である。
まぁ、年がら年中皆でつるんでいた前職こそ、異常っちゃ異常なのかもしれないが(1人になりたくてちょくちょく理由をつけて逃げていた、笑)。あまりに皆個人プレーなので、もはや前職のあの感じが懐かしい。

また道に逸れたが、大きな大きな障害物というか、喉にささった骨というか、とにかくどうにもできない困った存在である上司が去ったのだ。
綺麗事ではなく、本音を言うが、ハッピーハッピー、そりゃもうハッピーに決まっている。

ちなみに、先輩社員ハリケーンはまだ日本列島を横断することなく留まっている。
何年経っても横断しない。みんなが異動しようと退職しようとハリケーンだけはしぶとく居座る。

だがハリケーンも一社員。担当が違えば全く接点はなくなる。
一番の大きな問題は上司だったのである。

今後ハリケーンとまた組むことがあったとしても、信頼できる上司であれば相談できるし、何かしら動いてくれるだろうし、もう本当に上司が変わっただけで万々歳。ボスの存在はでかいのである。

あんなに悩んでいたのが何だったのかというくらい、あっけなく心が晴れた自分に戸惑った。

結局元のチームに戻るのか?

心理的安全性の元、気持ちよく働けることはやはり大事だよな、と改めて思ったところで、私の気持ちは勝手にある方向に向かった。

本当に、勝手に。古巣のチームに戻りたい、また人材育成の仕事がしたいと思ったのである。

無論、あの上司が去って、新しく上司になるであろう人がとてもいい人そう♪ということが大きな大きな理由であることは否めない。

あれだけキャリアだの強みだの、自分探しをしていた自分は何だったのか。結局人間関係か。
そんな単純な?ミーハーな?薄っぺらな?自分にも戸惑いを隠せないでいる。

元のチームでの私のポジションはまだ残してある、とのことである(休職したらポジションは埋まるし、復帰はその時のポジション次第でどこになるか分からない、とどこかのマネージャーが言っていたのは何だったのか)。

これからの半年

早いもので、あんなにあった育休も残り半年である。とりあえずは「元のチームに戻ろう」という気になった所で、真っ先にやりたいことが二つ。

①新しく上司になるであろう人にアポを取る
とはいえまだ半年あるので、その頃この新しい上司がずっといるのか、違う人になるのか、とにかく変化が激しい中で読めない所ではある。

が、ろくに話したことがない方なので、早速アポを取り挨拶をしようと思う。
前の上司は結局最後まで分かり合えなかったが(思えば採用面接の段階からかなり違和感を感じていた)、今度こそ、ちゃんと信頼関係を築きたい。

②英語開始
ママボランの残りの研修、カウンセリング関係が終わったら、一気に暇になる見通しである。
早速オンライン英会話を開始しようと思っている。
ちょっとでも取り戻せていると、だいぶ違う。スムーズなスタートを切りたい。

実は育休残り半年ということで、仕事以外で色々とやりたいことはあるのだが、別途書こうと思う。

それにしても、勇気を出して相談してみて良かった。
今の会社では、自分のイメージしていた新しいやりたいことが、そんなに面白くなさそうという事がわかったし、改めてやはり人材育成なのかなという気づきも得た。何よりまたチームが変わって心機一転働けそうである、という希望が持てて本当に良かった。仏頂面ガイとも仲良く?なれた。こういう人脈は大事である。

あの日、朝5時から燻っていた自分に「早く動け!動かないと何も変わらんよ!」と言ってやりたい。





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