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旦那との意見相違に頭痛がする件〜住宅購入編〜

〜住宅購入編〜と言いながら、住宅購入編しかないというオチ付きである(今の所)。
というか、これだけであってほしい。夫婦喧嘩(しかも子どもの前では何もないフリを装う技付き)は本当に疲れる。

息子、只今小学2年生。娘はまだ2歳児であるが、兼ねてから我が家の最重要にして最難関であるテーマ「家を買う」について、先ほど衝撃すぎて開いた口が塞がらない事件が起こった。

息子の中学受験するかどうか問題や、娘の認可保育園に転園したい問題や(現在認可に入れず無認可に通っている)、その他様々な要素的に【一刻も早く家を買いたい】私と、【できればそれ系の話題を避けて通りたい】系の旦那。

もう何度もnoteでは、悪い例です、テストに出ます的案件として、私と旦那のコミュニケーションの問題や、家の話になるとたちまちこじれる夫婦仲について暴露してきたが(恥)、

今回またそれを凌駕する(?)衝撃的事件が起きたので、自分の気持ちを落ち着かせ考えを整理するためにも記録しておきたい。

衝撃発言

家を買う件に関して、なぜこうも、のってこないのか。協力してくれようとしないのか。そもそも話を聞いてくれようとしないのか。

ためらっている原因は何なのか。
今まで散々問い詰めてきたが(爆)、旦那は貝のごとく口を閉ざしていた。

モヤモヤした日々に限界がきて、改めて話し合いの場を持ったのはおとといの夜、子ども達を寝かしつけた後。

余談だが、夫婦2人で話す時間というのが、子ども2人になってから信じられない程、とれない。
今日こそは話すぞ、と決意を固めていても、旦那が子どもを寝かしつけると一緒に寝落ちしてしまうし、私が寝かしつけてリビングに戻るとやはり寝ているし、それ以外は仕事の帰りが深夜だったり、朝は言うまでもなく戦争なので1秒たりとも時間がない。

最近子ども達は毎日寝るのが23時近くと、育児関連の人たちからは怒られそうな時間なので(私の仕事が終わらず、迎えが遅くなっているせいもある、、)、もうその時間は朝からフル稼働の大人も、電池切れになってくるのである。

しかし、そうは言っていられない。
今日こそ話す!と腹を括り、良きタイミングを見計らい、ようやく話す時間を持った(旦那は半分寝かけていたが、、)。

家を買うメリット(今は賃貸なのだが、べらぼうに家賃が高い)、諸々のタイミング的にそろそろ動き出さないとやばい。という話をし、旦那が何を思っているのか、できるだけ冷静に聞き出してみた。

すると。
地元に帰りたい」ーとのこと。

初耳である。旦那の地元は飛行機移動の地方の山奥。こちらとは生活スタイル諸々の価値観が全く異なる(のを、夏休みや年末年始に帰省するたびに思い知らされる)。

その可能性を考えると、こちらで家を買うことに踏み切れないとのことだった。

あのー、今まで何回話し合いを持ったっけ?
今までどういう思いでいろんな物件を見に行ってたのか?
実に四年くらい、、なぜ今それを言う?なぜもっと早くに言ってくれなかった?
それとも、あのまさか、今パッと思いついただけ??(爆)

いつまで温めていたのか
謎は深まるばかりだが、聞けば聞くほど、旦那の中では【地元に帰る】という思いが強いように感じた。

旦那は地元愛が強いので、一応これまで何度となく確認はしてきたのだ。でも答えはいつもNoだったのでその答えが彼の本心だと私は信じていた。

さてさて。ややこしくなってきたぞ、と自動的に他人事且つ第三者目線になってしまうほど、ショックにやられている私である。

地方での子育て

よくよく聞いてみると、地元(地方)に帰りたい理由は子どもの教育面が強いようである。

今更感満載だが、ここらで我が夫婦のことを改めて紹介させてもらおうと思う。

私=地方出身(日本海に面する北の方のとある県)、大学入学を機に上京。世界を広げたい、可能性を切り拓きたいと東京に憧れを抱き出てきたザ・田舎者。日系大企業を経て外資系大企業にて働く。

旦那=地方出身(日本のはるか南の自然豊かな県)、大学入学を機に上京。私と同じく東京に憧れて出てきたザ・田舎者。日系大企業で働く。

そんな夫婦揃ってザ・田舎者なので、首都圏での子育ては自分が経験してこなかった未知の世界に溢れている。

そんな中でもなんとか手探りで色々とやってきたつもりである。

だが。旦那が地元に帰りたい理由は以下である。

  • 自分で努力しなくても、便利で、最先端の情報に触れられ、また与えられるといった恵まれすぎている環境に、生まれながらにしていることへの違和感

  • 工夫したり努力しなくても、大抵のものは何でも手に入る環境への違和感

  • 莫大なお金と時間とエネルギーを投じて、有名私立中学などに入って、で?だから?と思わずにはいられないのに周りの風潮に流されざるを得ない違和感

  • 自分で考えて、自分で道を切り開いたり、アクションを起こせる人になってほしいという子どもへの思い

私だって地方で育った身であり、勿論旦那と同じ意見の部分も多い。

だが、自分たちが経験してこなかった世界に我が子たちは今いて、恵まれた環境の恩恵を享受していることも事実だ。

地方が良いか、首都圏が良いか、という議論ではなくて、問題はなぜ今更になってそんなことを言い出すのか、という今更感満載のこのタイミング、なのである(繰り返しになるが息子は来年もう小学3年生。自然豊かな環境でのびのび遊ばせたい、というだけでは、もう大きくなりすぎている)。

私たち夫婦のように、都会に憧れて上京してきた人は沢山いると思う。
憧れのパワーは強い。ハングリー精神のようなものも確かに育つと思うし、確かに努力して、もがいて、やっと掴んで、それが自信になる・・・みたいな所はある。

だが、
地方で育てば、自分で考えられる人になる。都会で育つとそうならない。という旦那の見解は極端である。
地方で育ったって、考えられない人はいるし、都会で育ったって、考えられる人はいる。

というか、地方か都会か、なんて一概に比べられるものではない。

結局は、親の育て方、友達との付き合いとか、子ども自身が元々持っている性格とか、色々な体験の数々ーによって形作られていくものなんだと思う。

という訳で、既に8年も首都圏で子育てしている我が家が、今更地方(しかも、私にとっては縁もゆかりもない土地)に拠点を移し、学校、保育園、仕事、その他様々なハードルを乗り越えるだけのメリット、価値があるのか?というと

ナイ。の一言なのである。

子育てが終わったその先

百歩譲って、仮に地方での子育てが首都圏に比べてとても魅力的なのだとしても。

子育ては期限付きだ。当たり前だがいつまでも子どものままで自分たちと一緒に暮らす訳ではない。

子どもが巣立った後もずっと旦那の地元で暮らしたいのか。老後もそこで人生の時間を過ごすのか。

明確に答えはNOである(爆)。
誤解のないよう言っておくが、決して地方を悪く言っている訳ではない。

地方だから、都会だから、といった切り口で単純に語れるものではないし、結局環境などそんなに関係がない気がするし(海外とかの場合は別)、何よりやはり、この先もずっと人生を過ごしていきたい場所か。自分にとって心地よい場所か。

教育教育というが、結局は親のエゴで、本当にその子のためを思っているのか。という観点が結構大事なんではないかと思う。

そんなことを旦那に一生懸命伝えてはいるのだが、なかなか分かり合えず、途方に暮れてやさぐれている(爆)。

人生に求めるものは何か。結局、こういった壮大なテーマと向き合わざるを得ないのだ。旦那は逃げていきそうであるが(爆)。

さて明日はどう向き合おうか。
色々空気を察している息子に申し訳ない思いを抱きつつ、とりあえず今日は疲れ果てたので眠ろう。

夫婦って難しい。


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