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N L P(神経言語プログラミング)がすごい!

ママボランの研修で、「N L P(神経言語プログラミング)を使った目標設定」なるものを受講した。

N L Pのことは既に知っていたが、知識として知ってるのと、体験したり話したりするのは全く違う!改めてN L Pの凄さを実感したので記録しておきたい。

N L Pとは

Neuro Linguistic Programmingの略で、日本語だと神経言語プログラミング、というややこしい名前になる。

元々は天才セラピーの方々を始めとした成功者の思考パターン、言葉の使い方などを分析し、誰にでも再現できるように体系化されたもの。

今では心理学だけでなく、ビジネスやスポーツ、医療、教育など様々な分野で活用されている。

脳の特性3つ

脳は不思議だ。未だかつて解明されていない謎が多くあるが、下記3つのことはわかっており、この特性をN L Pは利用しているという。

①脳は否定系を理解できない

例えば子どもとのコミュニケーションで、「遅刻しないようにね」「忘れ物しないようにね」「汚さないで食べなさい」といったものは日常茶飯事、溢れている。
もはや、こういうことを言わない日はないのではないだろうか。

この時「〜ない」という否定系の言葉は、脳心理学的に見ると好ましくないという。

研修の中で、「ピンクのドラえもんを想像しないで下さい」というものがあった。私もまんまと引っかかり、言われた瞬間に、脳にはピンクのドラえもんが描かれていた。そのドラえもんは笑っていた。めちゃ可愛かった。

その後「想像しないで下さい」と言われたもんなので、一度描いてしまったピンクのドラえもんの絵を脳内消去しようする、ということが起こった。

大概のケースはこんなメカニズムらしい。
「汚さないで食べなさい」と言われている最中に、「汚す」ことをイメージしてしまう。そしてそれをかき消そうとするが、一度イメージしてしまったものは簡単に忘れ去ることはできず、なんなら鮮明にイメージができてしまっており、結果、汚してしまう。

これをうまく活用しているのが、トイレの貼り紙である。
一昔前は「汚さないで下さい」などという貼り紙があったようだが、最近はもうほとんどのトイレが「綺麗に使っていただいて、ありがとうございます」である。

確かに、「汚さないで下さい」という字を見た瞬間から、ゴミが散らかっていたり、トイレットペーパーが散在していたり、という光景を自動的に想像してしまうのだ。
人間の脳は不思議である。

子どもに言うなら、
「遅刻しないようにね」→「間に合うようにね」
「忘れ物しないようにね」→「必要なもの全部確認してね」
「汚さないで食べなさい」→「綺麗に食べてね」
と変換しよう。

知ってはいたが、全くできていなかった自分に唖然とした。
子どもとの関わりはこういう小さなことの積み重ねで出来ている。

N L P はコーチングやマネジメント、販促、プロモーションなど幅広い分野でも使われているように、子育てだけでなくキャリアの面でも大いに役立ちそうである。

②脳は現実と空想を区別できない

脳は偉大なのに、現実と空想を区別できないそうだ。ふと「ざんねんないきもの」図鑑が頭をかすめた。

なんとかクジラだったか、忘れたが、「わずかな周波数などを敏感に感じ取り、数百メートル先の敵の気配を察知するという凄技を持っているのに、すぐ近くの船には気づかずぶつかる」というものがあった。
思わず笑ってしまって、なんとかクジラへの親しみが一気に湧いたものだが、人間の脳もそんなものなのかもしれない。

レモンの輪切りを口の中に入れて、味わってる所をリアルに想像してみてください」
講師の方がそう言った瞬間、面白いもので「酸っぱい!」のである。
レモンの汁がじゅわっとあふれる。唾液が出る。酸っぱい。皮や種を感じる。

想像しているだけなのに!
勿論口の中には何もない。

この性質を利用して、N L P では「理想の状態を、【既にそうなっている、叶っているかのように】想像して、そのように振舞うことが夢実現の方法の一つだと説いている。

③脳は意識を向けたもの以外は認識しない

カラーバス効果が有名であるが、人は意識したものしか目に入らない。正確に言うと、意識を集中させたものでないと、脳に情報としてインプットされない。

「今から10秒間赤いものを探して数えてください」と言われた後に、「黄色いものは何個ありましたか?」と言われてもチンパンカンプンである。

よって、いつも目指したい所に関連するアンテナを張って、意識的に情報を集めていくことが重要である。

そう書くと、え、そんなこと?と思うのだが、案外人は雑念の中で不必要な情報にも振り回され、不必要な行動をしているものだと思う。

後述するが、この脳の特性を利用して、【ありたい姿を先取り】してしまうことで、それに見合った情報が目に入り、それに見合った行動をするようになる。結果、夢が実現しやすくなるということである。

逆を言えば、実現に繋がらない情報はアウト・オブ・眼中となり全くのノーマークとなるため、余計なことにエネルギーを使わなくなる。

脳って本当に不思議で面白い。

先取り!

ということで、【現実を先取りしてしまおう】というのがN L Pの肝である。
研修の中ではインタビュー形式で、あたかも望みが全て叶ったかのように色々とでっち上げて答えるのだが、これがまぁ面白かった。

実はこの研修、他予定とダブルブッキングで、耳だけの参加になってしまったので、ここできちんと自分のワークをしておきたい。
が、長くなったのでまた次回としよう。

以前記事に書いた、星渉さんの著書でも、同じようなことが書かれていた。同じようなワークをやった(笑)が、あれからまた色々な経験値が増えているので、改めてやってみたい。

そういえば、もうすぐママボランも終わりである。
来週でボランティア活動、先方との打ち合わせも終わり。この夏の大きな思い出と収穫であった。駆け抜けた3ヶ月。寂しいが、ちゃんと自分の気づきを言語化して今後につなげていきたい。



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