見出し画像

黒い帽子と子犬のワルツ

おはようございます。fleurs de voyageのlouis(ルイ)です。

皆さん、学校生活で印象的だった授業はありましたか?
今日は、私が印象に残った授業の話をします。

まず1つ。
中学生の美術の授業です。
先生が、「学生帽を描いて下さい。塗る材料は、絵の具でも、クレヨンでも、クレパスでも、色鉛筆でも、なんでもいいです。然し1つだけルールがあります。黒色は使わないこと」
でした。
黒い学生帽が目の前にあり、どうみても黒にしか見えません。なのに黒を使ってはいけないって何で?と思いました。
ある同級生は、「先生、どうしても黒使ったらダメなの?」と暫く言ってました。気持ちわかるよね、、、って思ってました。

結果私はどうしたかと言うと、深い緑色にしました。ダークな色を混ぜて、暗い緑色だと、黒に近いと感じたからです。その時、他の同級生はどう描いたか?は全く記憶がありません。自分の作品をどう仕上げるか?で頭が一杯でしたので、他の人の作品を見る暇はなかった気がします。

もう1つは、小学3年生の音楽の授業です。
先生が、「今から流す音楽は、ある動物のワルツです。何の動物でしょうか?」
と言いました。
https://youtu.be/Q9JALr8mEHU

流れた音楽は、すぐ分かりました。私はピアノを習っていたので、子犬のワルツは知っていました。
同級生は、この曲を知らない人が沢山いたので、みんな色々回答していました。
キリンのワルツだ。
象のワルツだよ。
色々いました。
私は心の中で「象のワルツはないよ、、象だったらのしのし歩くし、あんな軽やかじゃないでしょ?何で象って言うのかな」って心の中で思っていました。
沢山の回答が出た後、先生は
「正解は子犬のワルツでした」
と教えてくれました。同級生の皆んなは、大騒ぎ。当たっていたり、間違っていたりでしたので。
然し、先生は正解も不正解も、何も指摘はせず、皆んなの騒いでいる様子を楽しそうに眺めてました。

この2つの授業、今思うと、とても良い授業を経験出来たなと感じます。
「黒の学生帽」は、明らかに黒しか見えないものを、あえて使用してはいけないと言うのは、常識を変える、発想力が養われると思います。
2020年に広まった感染症により、私達の生活は大きく変わろうとした。正確には変わらざるおえない状況でした。
例えば、会社は通うのが当たり前だったのが、自宅で仕事をする人が増えました。自宅で働けるのが偉いとかではありません。働く価値観を変え、働く可能性を広げれたことに、世界が変わったと感じます。
人は、当たり前を当たり前と見ていると、中々新しい発想を産むことは難しいです。
然し、学生帽は黒だという固定概念を崩すことで、色々考えることが出来ました。
もし今この授業を受けたら、学生服に似合うかな?と想像した黒色以外の色に塗ったり、学生帽の持ち主の性格を考えながら、イメージカラーで塗ったり、こんな学生帽があったらいいよね!と言う理想の色を塗ったりするかな?

ここあらねばならない!ということはなく、これが当たり前だから従うのではなく、いつもと違う発想力を養う良いきっかけになりました。

「子犬のワルツ」も、今この授業を受けていたら、象のワルツか!どういうところが、象に感じるのかな?教えて!とか、周りの意見を否定せず、色々知りたいですね。
1つの曲から沢山イメージをし、沢山の意見を聞けて、良い経験を出来たことに感謝しています。

生きていると、自分と意見が違う人が現れたり、時には激しくぶつかりあることもあるかと思います。
でも、それは違う人同士なので、当たり前ですよね。
世の中の常識が、全て正解ではないと思います。
自分の中の価値観も、変化しますよね。
自分の中の、今の価値観、こらからの発想力大切にしていきたい。この授業を経験して思いました。

………………………………………………………………
お悩みの解決方法や、夢の実現のサポートをしております。
ホームページのお問い合わせから、お気軽にご相談下さい。
https://www.fleurs-de-voyage.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?