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【新型コロナ】明らかになってきた本当の死亡率

<重要な追記>この記事を書いたのは2020年秋ですので、オミクロン株が主流になった2022年1月以降はさらに死亡率が下がってます。

2020年1月14日にWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの検出を発表して以来、世界で猛威をふるい続ける新型コロナ。
その感染者は増え続け、5月21日には世界で500万人、6月28日には1,000万人に達しました。すでに各国で第二波・第三波の到来も報告されています。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6372224

Googleで 「世界 コロナ 感染者」と検索すると毎日の感染者や死亡者の数字が分かります。「世界」を都道府県に置き換えると地元の数も表示されますよ。

▼最終的には「全人類」が感染する可能性も

この新型コロナウィルスが中国・武漢でパンデミックとなった初期の段階で、世界の要人・専門家は世界の5割以上が感染する可能性を指摘していました。詳細は以下の記事に書いています。

ハーバード大学疫学者マークリプシッチ氏「新型コロナウイルスは封じ込めできず、1年以内に人類の40〜70%に感染する」
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ドイツのメルケル首相が「人口の60-70%が新型コロナウイルスに感染する」との予測を議会で発表
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天然痘の撲滅に貢献した疫学者で、最近ではNetflix配信の動画「コンテイジョン」のテクニカルアドヴァイザーも務めたラリー・ブリリアントは「感染症のパンデミックは必ず起きる」と14年前に予測。彼のコロナのパンデミックについても語っている記事がありました。

「78億人の人類全員に感染の恐れがある」
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 彼が最も恐れているのは、12〜18カ月以内にワクチンが完成しないことですが、希望もあるようです。

「ワクチンができれば、いずれは疫学における「ゴールドリング」を得ることできます。」
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ゴールドリングとは、十分な人数が感染して抗体をもった上でワクチンがあるという状態。この2つの項目が達成された時点が集団免疫が獲得されたこと、つまり人口の70〜80パーセントが免疫をもっている状態だそうです。

▼すでに多くの人々がコロナへの抗体を獲得した可能性も

その一方、すでに「2月の時点で」中国でのコロナ感染者は1億人に達していたのではないかという研究も出てきています。

また、イランではロウハニ大統領がイラン国内では推定2500万人が新型コロナに感染したと発表しています。これが本当であれば、人口の約3分の1がすでに感染したことを示します。

大統領はウィルスの専門家ではないので詳細は分かりませんが、公人が発言するということは専門家による裏付けがあってのことでしょう。

インドでも、国家疾病対策センターなどが首都ニューデリーの住民4人に1人が新型コロナに感染している可能性があると公表。

2万1387人が血液検査を受け、過去の感染歴を示唆する抗体が23.48%で見つかった
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約2週間前、首都各地で無作為に選んだ住民に抗体検査を実施した結果で判明。センターは首都内の感染は確認された症例件数よりはるかに多い約400万人程度まで広がっている事態も考えられると。なお、大半の住民は無症状であることがうかがえるといいます。

パキスタンでは、検査で陽性だった人の95%が、せき、発熱、喉の痛みなどの症状を感じないと報告されていると。要因としては、若年層が人口の多くを占めることが考えられるそうです。

アメリカCDC(疾病対策センター)が全米10の地域で行った調査でも、報告された感染者の数倍〜十数倍にのぼる人がすでに感染している可能性が示されています。
今後、日本をはじめとした先進国でも実際の感染者数が明らかになってくるでしょう。

▼一方、新型コロナウィルスの致死率は...

そうした新型コロナウィルスの感染力の強さと共に注目されるのが、いわゆる「無症状感染者」の多さです。
例えば、googleで「コロナ 無症状」と検索してみてください。すると、そこには以下のように書いてあります。

COVID-19 による症状は、人によって異なりますが、ほとんどの感染者では軽度から中等度の症状であり、入院せずに回復します。
出典

この情報は、WHO(世界保健機関)のページをソースとする旨も表記されていますね。

そして、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の資料「 COVID-19パンデミックへの対策計画と展望」によれば、

コロナに感染した人の致死率は0.65%
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2020年7月10日の時点:「シナリオ 5」最新の監視データと科学的知識に基づいた、最良の推定値より。感染した人がどのくらいの割合で亡くなるかを示す数値です。

7月の資料には入っていなかったのですが、5月時点での年齢別の致死率の想定は以下のようになっていました。

・0歳〜49歳 致死率 0.05%
・50歳〜64歳 致死率 0.2%
・65歳以上 致死率 1.3%
・全年齢 致死率 0.4%

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49歳以下の場合、亡くなった人たちは、少なくともアメリカでは、「ほぼ全員、基礎疾患を持っていた」
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また、米スタンフォード大学の疫学教授が、報道メディアのインタビューで以下のように答えています。

感染の致死率について(中略)中央値は約0.25%
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45歳未満の人の感染による死亡率はほぼ0%
45〜70の場合、おそらく0.05〜0.3%

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70歳以上の場合は大幅にエスカレートし、85歳以上の場合は1%以上。
特別養護老人ホームで感染している複数の健康上の問題を抱えた衰弱した高齢者の場合、これらの施設での大規模感染の際に最大25%増加する可能性があります。

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ちなみにこのジョン・イオアニディス博士も、世界中ですでに1億5000万〜3億人以上が新型コロナ感染していると推定しているそうです。

また、同じ米スタンフォード大学がニューヨーク市の統計を取り上げたニュースリリースによれば

新型コロナウイルスでの全死亡者のうち、基礎疾患を持っていなかったのは 0.6%
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ということで、死亡者のほとんどすべてが基礎疾患を持っていたという統計もあります。

▼日本人の3割はすでに新型コロナに暴露している?

インフルエンザの場合、感染すると発熱、咳、鼻汁、筋肉痛など明らかな症状がすぐに出ます。すると、発症後2日〜1週間で「獲得免疫」が立ち上がって抗体ができますが、新型コロナウイルスは抗体ができるのが遅いという特徴があります。

国際医療福祉大学の高橋泰教授は、獲得免疫が動き出すまでもなく自然免疫で新型コロナウイルスを処理してしまい、治癒している場合が多いという仮説をたてています。

新型コロナは毒性が弱いために、生体が抗体を出すほどの『外敵』だと認識せず、自然免疫で処理してしまっているのではないか
出典

日本人の3割は既に新型コロナに暴露しており、98%は自然免疫の作用でほぼ無症状で済んでいる
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初期〜中盤の暴露力は非常に強いが、多くの場合は無症状か風邪の症状程度で終わる新型コロナ。しかし、インフルエンザとの大きな違いは重症化する場合の症状にあります。

1万人から2.5万人に1人程度の確率で、サイトカイン・ストームや血栓の形成を中心とした重篤化を引き起こし、最悪の場合は罹患者を死亡させる
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また、サイトカイン・ストーム(免疫システムの暴走)が起きた場合でも、日本人を含むアジア人は重症化を回避できる可能性が高いと言います。

発症者死亡率について、
日本では0歳から69歳まで0.01%、70歳では0.4%だが、
欧州の場合、それぞれ0.05%、2%と約5倍

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その理由の1つには、アジア人は欧米人に比べて血栓ができにくいことがあります。

7月以降、東京を中心に日本でのPCR検査での陽性者が急増しています。その中で特徴的なのは「無症状の陽性者」が多い点ですが、

重篤者や抗体陽性者が少ないという点に注目すべき
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PCR検査の陽性は、イコール、新型コロナ感染や発症ではない。PCR検査では、体内で自然免疫による処理されたウイルスの死骸にも陽性反応が出る。
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そのため、自然免疫による無症状の割合や発症率、重篤化率などを詳しく見るだと言います。

ウイルス変異などがなく推移すれば、どんなに蔓延しても10万人中3人以上、全人口比で約3800人を大幅に超える死者が出る確率は低い
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景気の悪いときには日本国内の自殺者数は全国で年間3万人(10万人当たり24人)を超えていた時期も。
新型コロナの感染者増加を過剰に煽りたてることで経済活動を停滞させると新型コロナでの死者よりも多くの犠牲を生み出す恐れもあります。

高齢者ほど重症化リスクが高いという点は言うまでもなく、引き続き警戒すべき
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その意味でも、若年層の市中暴露をやみくもに追いかける検査よりも、リスクの高い人たち、あるいは高齢者施設や医療機関の対策に重点を置くべき
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毎日毎日、恐怖を煽るかのように発表されるコロナ感染者数。
果たして、その数字に一喜一憂する意味はあるのでしょうか?

特に、若者層・30歳未満では重症リスクが非常に低く、健康に問題にさえなければ発症しても大半は無症状・軽症で治癒する病気だということを、マスコミもバランスを取って伝えるべきでしょう。

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