見出し画像

映画「ロスト・イン・トランスレーション」

2003年公開 監督:ソフィア・コッポラ、脚本:ソフィア・コッポラ、制作:ソフィア・コッポラ、制作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ、出演者:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン

ゴッドファーザーのメガホンを撮ったフランシスコフォードコッポラの娘のソフィアコッポラの作品になります。彼女は一躍この作品で有名になりました。彼女の視線で見た新宿は、カラフルでビビットでなおかつアンニュイです。喧噪の中の騒がしい中、逆に主人公たちが静かな中で人生の道に迷ったような、一場面の切り取った出会いと交流が描かれています。

ロストイントランスレーション_2

ロケ地となった新宿は、パークハイアット東京、ニューヨークバー、成願寺、渋谷スクランブル交差点、中目黒の飲み屋街、代官山八幡通り、新宿西口、JR東日本中央病院、また京都の平安神宮、JR東海道新幹線などになります。

ロストイントランスレーション_3

ロストイントランスレーション_4

ロストイントランスレーション_5

主人公の男性がアメリカにいる妻に電話で言った言葉

「I complicated to lose」自分を見失った

と伝えていた事がこの映画のサブタイトルのようです。ですが、ホテルで出会った彼らはお互いを鏡のように対峙させて自分を取り戻す過程の一コマを切り取って、街の映像とリンクさせて観客に提示しているようでした。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?