被虐的な快感

こども同士の手が出るトラブルがあり、それに対してこちらの安易な投げ掛けに、予期せぬクレーム。

ここのところ意識していた、「嘘をつかない」と、「一次感情を丁寧に見ていく」姿勢が大いに役に立った。
そこからお互いの本音トークを展開する事が出来、無事にひと段落。
1日で、戦いの後のサイヤ人の様にレベルアップした自分を実感した。


最初、あちらからのクレームめいたラインの内容を読みながら、冷静を保とうと最初は頑張ってみたけど、動揺して手の震えと動悸が止まらなかった。

ここで今までだったら、単純に自分を責めてドン底に落ちる。
自己肯定感は下がりまくり、とにかくひたすら謝るだけ、そして今後の改善策なんかをそれっぽく伝えて、誠意のありそうな態度を示す、、、といった対応になってたと思う。
恥ずかしながら正直に言うと、昔から「謝り逃げ」の手法として、自分の中のある意味成功体験になって、とにかく素直に謝ればその場を切り抜けることが出来た感じになってた。
そんなんで事態は沈静化して、問題への耐性はついても、その実、本当の解決になってなかったと思う。

今回は、ちゃんと向き合って、自分の感情を受け止めようと腹を決めた。

私は何で震えているの?何を感じてるの?と心に聞きながら探って、感じた。

…まずは、「人から怒られるのが怖い」だった!
これは完全に親の影響だなーと思った。
いつも母の顔色を見て、機嫌を損ねない様に、怒られない様に振る舞っていたから。
機嫌が悪い女性が居ると、物凄く怯えてしまう。
そして和ませようとして変に明るく振る舞おうとすればする程変な言動になり、余計におかしな空気になったりして。

それから、
「いつも私は人から理解されない事を悲しんでいるくせに、人の事を誤解して勝手に思い込んで決めつけていた自分を恥じている」のもわかった。
そして、そもそも人から理解されないのは、私自身が自分の気持ちすらわからないでいるのもあるなーと思った。

更に、相手も支援のプロということもあり、急激に卑屈になって、相手が上で、自分は下の立場、と自分で自分を貶めてしまい、こちらの対応が勉強不足で舐められている、見下されている、という被虐的な感覚と罪悪感で、脳内麻薬を分泌していた。
これは私の破壊欲動。
この、自分で自分を貶める感覚は無自覚に昔からあった事を思い出す。

こんな事を勝手に脳内で繰り広げていた事に、気付くことが出来た。

気付くだけで、かなり冷静になった。

その後、事実を見て、何が問題なのか?何が悪かったのか?を見極める。

そうしたら、単なる謝罪ではなく、何に対して謝れば良いのか冷静に見極められたし、こちらだってそんな悪い対応したわけではなく、その時々で出来る最善のことはやった!でも防げなかったのはゴメン!そのお陰で今回ちゃんと話せるんだ、という自信も湧いてきたので、落ち着く事ができた。

そんな心の整理をしてから、
自分が悪かったところを素直に認めて謝罪し、改めて電話で話す約束をメールでとりつけた。
電話でも、トラブルそのものをまず話し、その背景にあった事を遡って時系列で伝え、腹を割って、素直な心でお互いの言い分を伝え合う時間が持てたので、気持ち良く終わる事が出来た。


いやー、これまでだったら罪悪感に押し潰されて、自分は下劣で下等な人間だ、という物凄く卑屈な思考に支配されたりして身動き取れなくなってただろうなー。

自分の本当の心に気付くことで、必要以上に罪悪感にとらわれる事なくこんなにスムーズに問題解決出来たのは初めて。

ビジネスの師匠の教え、嘘をつかない、そして、一次感情に気付く。

それから、催眠の師匠の、「被虐的な快感」と「破壊欲動」に気付く。

このセットでものすごいバージョンアップしたのを実感。
もう受講料、元とったわ



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