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春の養生は肝臓から

波動療法を教えて20年。
巷の健康情報で損してる人が多すぎます。
「〇〇が言ってるから」「〇〇は良さそうだから」「食養生」コレで始めるのは良いけど、基本の哲学や思想を持ってないことに気づいてない。

"春の養生”を知ってからだとこころを調えたいって人へ、
スグわかる解説を下記に書きました。


西洋医療の考え方と東洋医学では、違うと思っている人が多すぎます。
確かに同じものではないけれど、普遍的な真理はひとつ!
本来、「〇〇医学」と区別する必要もないのです。
どちらも目的は、「健康に生きる」こと。 冬眠から目覚め春を迎えたこの春分の日、健康でいるために東洋医学と波動療法の両方を上手に取り入れてくださいね!

陰陽五行の春

東洋医学のベースとなる「陰陽五行」では、季節に五臓が当てはめられます。その中で、「春」は、「肝」であり、色でたとえると「青」になります。

春は草木が生い茂りのびのびと上にのびるように私たちの体も活動的になり、気や血の巡りが活発になります。
「木」といえば、臓器で言えばまさに「肝臓」です。

肝臓の一番重要な働きは血液の浄化です。
血液中のさまざまな老廃物を分解して解毒し、いつでもきれいな血液が流れるように管理しています。

血液の浄化は寝ている間に行われるので、寝不足が続くと肝の働きは低下します。「春眠暁を覚えず」というのは、肝臓の働きが落ちているせいかもしれませんね。

また、春先は冬に蓄積した脂肪が一気に血液中に溶け出すため、肝臓への負担が増えます。そのため、肝臓の働きが低下しているとこの時期に不調が起こりやすくなるのです。

東洋医学でいう「肝」は肝臓だけをさすのではなく、もっと広い意味を持っています。肝の働きが低下していると、気血の巡りが悪くなり、気持ちが落ち込んでしまったり、わけもなく憂鬱になったり、イライラが強くなるなどの精神不安があらわれます。

肝の働きの低下は自律神経の失調となってあらわれますが、自律神経の失調はまばたきの回数でわかります。

1分間に3回くらいが正常なまばたきの回数ですが、それ以上に多いと自律神経の乱れがあると判断できます。

春に食べると良いもの

春を現す色が「青(緑)」であることからも「緑色の食べ物」が良いと言われますが、血流を調整する肝が昂りやすいので、苦味のある食材と肝を補う酸味のある食材が良いのです。

【肝に効果的な食材】

①肝臓の働きをたすけてくれるもの:ねぎ、空心菜、紫蘇、しょうが、ミント、なつめなど
②熱を抑えてくれる:セロリ、トマト、菊花、ハマグリ、アワビ、ゴーヤなど 加えて、季節の野菜、例えば春キャベツや菜の花などは栄養価が豊富なので、ぜひこの季節に摂りたいもの。

【肝を補う食べ物】

①いわし:血液サラサラ、代謝改善
②あさり:体の倦怠感、ストレス改善
③セリ:自律神経の安定
④アスパラガス:肝臓の働きを助ける

【春にふさわしい旬の食材】

①かぶ:体内の熱を冷まし、炎症を静めてくれる苦味の食材。
②そら豆:冷やす性質と温める性質を調和する偏りのない性質の食材。解毒作用に優れ、むくみを取る効果。
③新玉ねぎ:疲労回復に効果的な食材。
④セロリ:体の熱をゆっくりと冷ます食材。ほてりやのぼせに効果的。
⑤あさり:旬は春と秋の2回。鹹味(かんみ)の食材。春に摂りたい苦味や酸味と組み合わせるとバランスがよい味。
⑥しじみ:肝臓の働きを助ける。
⑦初ガツオ:春にケアしたい、肝を労る旬の食材。


波動療法での「肝」


どんな病気にもそれになる意味があると前にも書きました。肝臓の場合は、どういう意味があるのでしょうか?

「気をもむ」「ヤキモキする」ことが肝臓のトラブルを創り出します。身の回りに怒っていることにうまく機能できず、不安になったり、心配しすぎたりすると、肝臓のトラブルが生じてきます。

肝臓の主な役割は、からだのさまざまな機能を調整することです。したがって、肝臓にトラブルが生じているということは、その人が人生のさまざまな側面を調整出来ずにいるということです。

臓器から作られるレメディのことを「サーコード」と呼びます。肝臓 から作られたレメディもあります。でも実際には、その肝臓由来のレメディよりも、似たような普通のレメディを使うことが多いです。

その中にCheldoniumというレメディがあります。
原材料は植物で「クサノオウ」です。 クサノオウは、かなり毒性の強い植物ですが、痛み止めとして使われていた歴史もあります。

また、黄色の汁を出しますが、肝臓と並ぶ胆嚢の胆汁と同じ色です。 レメディの原物質の特徴が該当する臓器の性質と似ていることはよくあります。

肝臓の病気になる人は、自分を長い間抑え込んでそれが病気の原因になることがあります。 まさに、Chelidoniumの特徴と一致します。

Chelidoniumの特徴

肝臓に強いレメディ
①知的な会話、精神活動への嫌悪、より実際的。
②無意味なことをしない。現実的・合理的・実際的・強い意志・疑い深い・物理的に証明されないと納得できない
③支配的、権力に影響されない。
④はっきりとした善悪の概念;強い意志、感情を分析することで時間を無駄に費やすようなことを決してしない。感情に左右されない。健康に自信を持ちたい。

まだまだいっぱい特徴があるのですが、こう言った精神的な傾向が「肝臓」という臓器に故障を来しやすいということなのです。

「肝腎要」という言葉がありますが、これは「肝臓」と「腎臓」がとても重要な臓器だからこそ生まれた言葉です。 春の間はデトックスのために特に肝臓はフル回転、東洋医学的な食事の智慧を取り入れて、養生しましょう!


さいごに


いろいろな医療のスタイル、やり方があります。どちらが良いかという話ではなく、自分に合うものはなんでも取り入れる柔軟さが大切です。
それを「Holistic Medicine」と言いますが、日本語にすれば、「統合医療」。
つまり、どちらか一方ではなく、自分の波動の求めるものを探し出すのが肝要です。


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