夏派か冬派か

どの季節が好き？とか会話することがある。
私は冬派。

あったかいお風呂に入ったり、
あったかい毛布にくるまって、だんだんヌクヌクしてきたり…

あったかいスープやお鍋を食べるのもいい。
ココアやコーヒー、紅茶を飲んでホッとするのもいいな。

雪景色だって見たい。
湿気をたくさん含んだ澄んだ空気の中を、キュッキュッとまだ柔らかい雪を踏みながら歩くのもいい。
（いや、これは雪のない地域に引っ越した人の懐古だ。水に溶けた雪、というか水を車にかけられて勘弁してくれーって思ったりもする）

羅列しただけで、早く秋が来て冬が来ないなぁーとまだ遥か向こうを思い描いてしまう。

いやいや、待て待て。
確か去年秋が来て私は思った。
（夏のカラッと暑いのがなくなっちゃうなんて寂しいなぁ…）

真冬に掃除をしようと試みて
（こんな寒くて手がかじかむ中で、水を使った掃除なんて気持ちが惨めになってくるよ！やだっ）

…全く以てないものねだり。

夏は夏で生きてるって感じがする。
日差しにクラクラしたり、汗が流れたり。

そして見た目にも涼しいさっぱりした素麺や、水ようかんや、喉と胃を通るとあっという間になくなっちゃうかき氷に西瓜。
麦わら帽子に日傘。
風鈴の音色や、夜空を彩る花火。
向日葵のパキッとした黄色。

純粋に暑さを楽しむ、というよりも暑さを和らげるものの方が多いけど。

夏の始まりや終わりに思いがけず涼しい朝にタオルケットをかけてほっとする幸福。

…やっぱり私は四季を感じられるって好きだな。
明日は子供の浴衣を買いに行く予定。これも夏の楽しみだね。

おやすみなさい。