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見知らぬ人の手

毎日暑い、暑いと言いながらみんなお出かけしているよね。
我が家も子供と近所のカフェにお出かけ。

その帰り道だったかな。
自転車に乗ったおじいさんが横断歩道でよろけて、そのまま体勢を持ち直せず固まっていた。
すかさず脇にいた女性が自転車に手を添えて、体勢をもとに戻すお手伝いをしていた。
(あっよかった、1人じゃなかったんだね)と思ったら、2人は別々の方向へ。

たまたま隣に居合わせて、さっと手を差し出すその人の優しさに、暑さとは別で心があったかくなった。

それで思い出した。
とある日、電車に乗っていた私。
いつもよりも混んでない電車がちょっと揺れた弾みに、つかまる吊り革もなく、背中のリュックの重みで後ろに倒れそうになった。

と思ったら、近くにいたお兄さん(多分年下、30代くらいかなあ)が倒れそうになる私をふっと支えてくれた!
あ、危なかった!!お礼しきり。
自分にぶつかりそうになったわけでもないのに、なんて優しい…

他にも、これはかなりやばい人認定をされそうなのだけど、まだうら若き20代の頃、1度電車で座ってシクシクと泣いていたことがあった。
(声は出してない)
そしたら隣に座ってたお姉さんが「どうしましたか?大丈夫ですか?よかったら使ってください」とハンカチを差し出してくれた。
具合が悪い人ならともかく、ちょっと違う意味でだいじょぶ?となっていた私に声をかけてくれるなんて…。

とまあ、思い出すと出てくる出てくる。
見知らぬ人の優しさ。

憂うことを見つけようと思えば、それはそれなりにあるんだろうけど、かと言ってそんな悪いことばかりじゃあないよね。

おやすみなさい。

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