【幻の生き物を紹介】アリマスポイ人
【アリマスポイ人】 怪鳥から金を奪った隻眼の巨人
古代ギリシャの伝承の中に登場する美眼の巨人族。ヨーロッパの北方に棲んでいるとされるが、モンゴル高原西部のアルタイ近辺という説が有力である。アルタイとは、トルコ語で黄金を意味するアルトゥン、もしくはモンゴル語のアルタンに由来する言葉である。アルタイは金や宝石の産出地として知られている。
アリマスポイ人の暮らす地には、怪鳥グリフィンが守っている金脈があった。グリフィンは強欲な人間を嫌っていたため、金を手に入れようとする者は彼の餌食になった。そのため、ギリシャに金が入ってくるのは、アリマスポイ人がグリフィンと戦って奪い取ってきたからだとされている。
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