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【幻の生物を紹介】獬豸(かいち)


【獬豸】人間の善悪を見極める一角獣

王充が著した「論衡(ろんこう)』によれば、身体の大小によって牛あるいは羊に似ているとされる瑞獣(ずいじゅう)。
瑞獣とは吉兆として出現する、縁起が良いとされる を指している。
4本の脚を持つ一角ので、麒麟に似た外見を持つとも言われ、江戸時代に出版された図鑑『和漢三才
図会』にもその姿が描かれている。
優れた裁判官が誕生すると出現すると言われ、正と不正を見極める能力を持っているという。
不正を行なった者に対しては、長い角で突き倒し、こらしめる。
このような性格から正義、公正の象徴として位置付けられるようになり、後には裁判官の服にこの瑞獣の姿が描かれるようになった。

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