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自由に選べるための

こんにちは。あとりです。もうすぐ選挙ですねー。この記事は、選挙の候補をどうやって選ぶかの覚書です。次回の3年後、忘れてそうなので。ツイッターではあまり世俗のことは呟かないようにしているのですが、noteならまぁよかろうて。

これまで選挙権を持ってから、投票を欠かしたことはありません。わたしは大学時代に政治関連の学科専攻で、民主主義がどれだけ達成が難しく、これを成し得るためにどれだけの人の血が流されたのか学んだからです。王という血統に生まれ付いた人たちに自分の人生を任せるのではなく、国民ひとりひとりが自分の国に責任を持つのが民主主義。
でも、その意味をちゃんと考え始めたのは昨今かもしれません。誰が想像しましたか。こんなに自分の国が弱くて貧しくて、世界の動きからおいていかれている姿。

わたしはメーカーが利益を削って削ってスーパー安くしたものを買ってほくほくするのでも、転売されたものを安く買えたんだと自慢するのでもなくて、正規店に堂々と入ってしかるべき金額を払って店員さんに笑顔で手を振って別れる買い物をしたい。これで充分、これしか買えない、じゃなくて、これを買うことはできるけど、自分の好みじゃないから、こちらを買う、選ぶ側になりたいし、この国がそういう豊かな国であってほしいのです。自分より年下の子たちが、倹約「しなければならない」、生き方を「選べない」。そういうのはとてもかなしい。

うっかりすると、日本人はそう遠くない未来、消滅して、国が離散して、内戦だらけの国になるかも。ありえない話ではないなと世界史を振り返りながら思うのでした。
だから、ろくな議員がいないとか、時間がないとか、投票しても無駄だとか、そういう言い訳を並べて民主主義を投げ捨てるのはやめよう。だいたい、不平不満を訴えられるほど、わたしは政治のことや議員のことを知っているんだろうか。いや知らないな。別に民主主義をこれまで投げ捨てたつもりはなかったけれど、もっと真剣に投票する人を調べて選ぼう。
ということで、今回、わたしはまだ投票していませんが、投票すべき人を探すためにしたこととを記載します。

未来のわたし、参考にしてほしいし(過去にしたことをすぐ忘れる)、誰に投票すっかなぁー誰に入れても一緒だろうし、投票行くのやめようかなぁ、と思っている皆さまにも、参考になれば幸いです。ちなみに白紙投票でもいい、っていう人いるけど、わたしはお勧めしません。

今回の参議院選挙は比例代表選挙と選挙区選挙っていう方法です。平たく言うと、
・比例代表選挙:全国区で出馬した候補ならだれでも選べる(個人候補)。例えば、東京在住でも、北海道から出馬した人を選ぶこともできる。人がわからなかったら、政党に入れてもいい。
・選挙区選挙:住んでいる土地の候補者に投票する。書けるのは個人の名前だけ。

ちなみに全ての候補はNHKがHPで検索エンジン作ってくれている。全国区も選挙区も候補者を網羅できる。便利だねー。

前提として、わたしの政治スタンスですが。
・超党派(党派に縛られず、わたし好みに仕事をする人を応援する。仕事をする人に力があれば、いくら党首がわたしと相いれなくても、わたし好みの政策に尽力してくれるようになる可能性が高いと踏んでいるから。腐ったミカンの逆バージョンです)
・言論の自由(7/9 抜けていたので追記)
・夫婦別姓、同性婚支持
・インボイス反対
・消費税、ガソリン税などの減税(8~5%や、短期間の減税あたりが現実的かなと思っています。いやゼロにこしたことないけど)
・子育て補助(若い人たちに楽させてあげなよ…)
・反改憲(時代にそぐわない部分もあるとは思っているけど、今それが最優先じゃないと思う)

って感じです。まぁ他にも細々、これは反対、これはびみょー、これはわからん、などの考えがありますが、わたしの中でウエイトが大きなものが上記ってことです。


◎比例代表(全国)の選び方
わたしはオタク界で有名な山田太郎氏(twitter@yamadataro43)のフォローから始めました。この方はご自身の実績をネットで配信し、どういう方針で動いているかを明確に示してくださっている方です。なお、現職の参議院議員なので、今回は出馬しておられません。
与党が嫌、という方は子育て支援で有名な現兵庫県明石市市長、泉 房穂氏(twitter@izumi_akashi)から探してみるのもよいかもしれません。
この方々が応援している出馬している人、を選んで、ツイッターのアカウントをフォローします。仕事ができる人が応援する人は仕事ができるという論理で。多分わりと正しい。
3日もフォローしていると、だいたい下の3パターンに別れます。

A)RTと自分を応援してください、しか言わない人。
B)RTと自分を応援してください、に加えて、自分の政策方針を明言する人。
C)RTと自分を応援してください、自分の政策方針に加えて、過去の政治的実績を解説してくれる人。

Aは念のため、HPやフェイスブックなど別のアカウントも見て、それでも具体的な政策や方針、実績が書かれていなかったらリフォローします。忘れます。
BはHPやフェイスブックなどを見ます。所属政党の基本方針もチェックします。自分のスタンスと合致していれば、残します。なんかHPみても「うつくしい日本へ」みたいなことしか書かれてなくてよくわからんな、となったら外します。外した人は忘れます。
Cは自分と方針が合致している限り残します。この人が投票先候補です。
投票所でこの人のアカウントを見ながら名前が間違っていないか確認できるね。

◎選挙区選挙(居住地域候補)の選び方
基本は上と同じです。
まず、リンクを張ったNHK検索エンジンからお住まい地域の候補をピックアップします。
皆、だいたいtwitterアカウントを持っています(むしろ今時もっていなかったらもうその時点で弾いてよいと思っています…デジタルを歓迎しないスタンスなんだとわたしはその候補者を見ます)。それを順番にフォローします。
あとは上の全国区と同様に、A、B、Cのどこに候補者が入るか判断して、応援しないと思った候補のフォローを外すだけです。本当に、3日もあれば判断つくと思います。

最後に、政治について勉強したいけど、何から手をつけたらいいのかわからんーという方向けに(いるのか?)テキストを紹介します。

『はじめての政治学』法律文化社:政治の本はいろいろ読みましたが、この本が一番、政治の成り立ち(世界史こみ)、政治の主義主張の差、国会や投票制度など、いろんなことが網羅されていて、かつ、図もあってシンプルにわかりやすいと感じました。もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞみたいな参考文献も載っているのでお勧めです。第3版が最新の2020年度版。おはなし書くときにもきっと参考になるよ。

(7/9 追記)
7月8日、この度、あまりに唐突にあってはならない方法で命を奪われた世界的な政治家の方に哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
改めて民主主義の維持の難しさ、そして尊さを実感した日でした。そしてこれを維持するにはひとりひとりが選挙に参加することが必要だとわたしは考えます。自分の一票を軽んじることは自分自身を軽んじることにも通じると考えて、投票に臨みたいです。


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