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AIヘアカタについて、著作権や論点|ひとりサロン社長日記

こんにちは、斉藤です!
美容業界においてもAIの活用は進んでいますね。

今日は美容師とAIについてのお話です。
特に最近私もハマっているAIヘアカタログについて、著作権など気になる情報を整理できたらなと思いますので、是非とも参考下さい!

■美容業界におけるAIの活用

まずは、美容業界とAIの関連性のある記事をまとめてみました。

想像できるような範囲でAIの活用が行われていますね。

AI判断で、おすすめしてくれる髪型がわかるようなサービスもここ数年で色々と出てきました。

私もサポート役として普段の事務作業やサロンワークでも活用しています。例えばChatGPTなどはブログや口コミ返信の編集に役立ちますよね。

ChatGPTで美容業界のnote記事も書いてみたので参考ください!


↓2記事↓
このあたりも将来的な使い方として読み応えのある記事でした。

個人でもAIを活用した美容師さんは今後も増えてきそうです。引き続きアンテナは貼っておきましょう。


■AIヘアカタの進捗

さて、話題のAIヘアカタについてです。。

先述の通り、私もAIヘアカタログにハマっています!

AIで生成
AIで生成

最初は難しかったのですが、結構リアルに近づけたかなと思います。なかなか面白いですね!

画像生成だけでなく、画像編集なども今後は活用できそうです。商用利用がOKなら、広告などに活用していきたいなと考えています。


実際に商用利用で販売や作成など行っている方もいらっしゃいますね↓

AIヘアカタは割と誰でもできる領域なので、今後も参入する方も増えていくのではないでしょか。

さて、そんな中で気になるのは著作権ですよね。

その辺りもまとめていきます。


■著作権に関して【海外の事例】

まずは海外の事例から紹介します。

有名な話としてはAI生成されたイラストが海外の賞を受賞した件ですね↓

賛否両論な意見が集まっていたように感じました。ある意味、問題提起としてはこの事例が一番影響を与えたと思います。

今後は裁判などで、徐々にその倫理観や対応が整備されていく段階でしょうか。
最近あった事例として、人工知能によって生成されたアート作品が著作権保護の対象にはならないとする判決を下したことがあります。

やはり生成されたものに関しては著作権を与えるには条件や背景が重要になってくる感じでしょうか。

よくAIアートやAI画像界隈だと生成されたものが、著作権を害したのか害してないのかで盛り上がります。パクり論争は今後は裁判などを通して整備されていくのではないでしょうか。

アメリカではAIに画像を学習させ元の作品に似た画像を作ることが、法律で著作権の侵害にあたるのか、まだルールも整備されてなく、明確ではないということです。

本文より

↑の記事でもありましたが、学習されないようにする技術も出てきている感じですね。なるほど〜。



■日本政府の対応

さて、日本でのAIと著作権の考え方はこのような感じです↓

内閣府のホームページから抜粋しています。
https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_team/3kai/shiryo.pdf


以下、同じ内容でまとめてありますが、文化庁の資料もポイントをまとめておきます。そもそも著作権って何だっけ?ってなった方は是非とも参考にしてください。

令和5年度 著作権セミナー「AIと著作権」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/93903601_01.pdf

読みやすい資料でしたが、やはり曖昧な内容が多く、個人的にはまだクリティカルな答えは出せていないように感じました。人によってはガバガバだなと感じる方もいると思います。
日本では判例が少ないので、仕方がないですよね。今後は海外に足並みを揃えたり、裁判などで事例が出てきたりしてなんとなくの基準ができてくるのではないでしょうか。逆に、海外より「良いの?悪いの?」が曖昧なので進めやすくチャンスが多くも感じています。
元データの著作権に関しては「類似性」「依拠性」がPOINTになってくる感じですね。

資料は熟読しておきましょう!

追記:この動画は結構参考になりました↓


■AIカタログについての論点

今までヘアカタログは実際の撮影などでしか実現できませんでしたが、今後はAI活用によってより幅が広がると感じています。

論点になってきそうなのは、、、
・AIで生成した画像は著作権の問題をクリアしていくのか
・ヘアカタログとして理解されるのかどうか
・ヘアクリエイティブとして認められるのか

著作権に関しては今後も法整備が進んでいきますので、どこかで着地点はあると思っていますが、しばらくは議論が盛り上がりそうですね。中にはヘアカタログやクリエイティブとしては認めないような方も出てくると思います。AI画像を自身が作成したスタイルとして載せるのは注意が必要です。

■個人的な見解

AIは「便利なもの」としてまずは活用していくのが最初の段階では良いでしょう。商用利用は、著作権や判例などを考慮して各々で判断していくことになります。

注意点としは、AIで生成したのか、そうではないのか、、その”棲み分け”や”区分”を明確にした方が現段階ではトラブルが少ないです。その前提として、商標利用のチェックや著作権についてのラインを守ることは忘れてはいけません。
何のAIサービスで生成したのか。その生成AIは学習データの中で作成したものなか、元の画像を用意したのか、、その画像は誰が撮ったのか…など、その手法や背景によって商標利用ができるのか著作権に違反していないか、一つひとつチェックしていく必要があります。
その上で改めて個々でアリかナシか決めていかなくてはいけません。その倫理観や判断能力も必要になってくるでしょう。

現段階では、ヘアとして活用していくのは理解できない、、そもそも知らない美容師さんが多い印象です。うちのスタッフにもAIヘアカタについて聞いてみても、まだ「?」という感じですね。

AIヘアカタを作る方も、今までの撮影をしてきた方も、それぞれの区分を理解しながらお互いにリスペクトがあると良いなと、、そんな平和な未来を願いっています。


■とりあえずは…

これからスタートする方は以下を意識して取り組んでいきましょう。

・AI生成画像から学ぶ

AI生成画像からアイディアやインスピレーションを得ていくことは、非常に良い活用方法だと思います。特にクリエイティブを行っている美容師さんは、AIから学ぶという姿勢は必要になると思います。

・商用利用は必ず確認しておくこと

画像生成AIは色んなサービスが出てきたので、それぞれの商用利用は可能かどうか、ライセンスのチェックはしておきましょう。そのサービスの中でも「モデル」がOKなものとそうでないものがあるので注意です。

・画像生成以外にもAIに慣れておくこと

まずはChat GPTなど無料でも使えるサービスを利用して慣れていくことが大切だと思います。画像生成AIのサービスも加工アプリ感覚で使って楽しむ程度からスタートしていくと良いでしょう。


本日は以上になります!
参考になったら高評価お願いいたします。



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■プロフィール
株式会社LORONG
一人サロン経営者 斉藤達也
静かに過ごせる完全プライベートサロンLORONG/美容師側からプライベートの話しをしない「無言接客サービス」を行っています
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