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lore + needles のこだわ

私たちは、3つの約束を厳守し制作しています。

  1. 民藝の哲学を活かす
    ・実用性、無銘性、廉価性、地方性、他力性、伝統性など民藝の哲学を活かし、使いやすく長持ちする日用品を手縫いで丁寧に制作します

  2. 命を大切にする
    ・食肉や獣害の副産物としてできる皮を使用します
    ・端材を活かし作品を制作し、革を無駄にしません

  3. 環境にやさしい
    ・天然の植物から抽出されたタンニンで鞣した革のみ使用します

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■ 製品について

簡素で飾らない、使うたびに美しくなる日用品を素材と遊びながら手作りします。

■ デザイン

職人の「手」と「素材」によって作品がうまれ、その作品に「使い手」と「時間」が味わいを加えることで作品が完成すると考えています。そのため、私たちの作品は、とても簡素です。必要な箇所に必要なだけの縫いで制作しています。長い時間をかけ、個性的な作品にしていただければ幸いです。

■ 素材選び

皮と革

食肉や獣害の副産物としてできる皮を、天然の植物から抽出されたタンニンで鞣(なめ)した革を使用しています。 植物性の材料を使用しているため、環境にも人にも優しいのが特徴です。 また、革本来の自然な風合を楽しめる「ヌメ革」を使用しています。

その為、革には動物のキズ・シワ・血筋・虫刺されの跡・ホクロ・シミ等がある場合がございます。目立つ部分は取り除いておりますが、こうした生きた証も含め、できる限り廃棄するところなく命に感謝し制作しております。天然皮革の魅力を感じていただければ幸いです。

-牛革

食肉の副産物の皮を国内のタンナーさんによりタンニン鞣しされた革を使用しています。 タンニン鞣しの牛革は繊維が締まっているので、張りと硬さがあり、とても丈夫な革です。 また、毛穴や汗腺が少ないため表面(銀面)が美しいのも特徴です。

-鹿革

獣害被害対策で捕獲された鹿皮を国内のタンナーさんによりタンニン鞣し、また環境負荷を極限まで軽減したポルティラ独自の製法で鞣された2種類の鹿革を使用しています。 鹿革は保湿性があり柔らかく手触りが良く、通気性に優れ、湿度の多い日本の風土にあった革です。また、形が崩れにくい特徴があります。

■ 色

「ヌメ」「 柿渋染」「 紺」の3種類で展開しています。

-ヌメ

革の自然な風合いがもっとも楽しめる、「そのまま」の革です。 光や熱、タンニンの酸化、手の油分などで色が変化し、摩擦で光沢が増し、経年変化を楽しめます。

-柿渋染

ヌメ革に柿渋染めを施した革です。「太陽の染め」とも呼ばれ、染めと太陽光にあてることを4〜7日間繰り返すことで味わい豊かな赤茶色になります。さらに使い込むほどに深い色合いになります。防虫防腐効果や耐水性に優れています。

-紺

環境負荷を極限まで軽減したポルティラ独自の製法で鞣された革を、樹皮に含まれる成分「ポリフェノール」と「鉄分」を反応させる事により紺色に発色させた鹿革です。

■ 糸

シニュー糸とは、元々は動物の腱(鹿のアキレス腱)で作った糸のことを言いましたが、現在ではナイロンの細い繊維を束ねた糸です。 シニュー糸は繊維状になっている為、強度は大変強く、耐久性があります。

■ 製法


-縫

全ての製品は手縫いで制作しています。手縫いは、ミシンより丈夫に縫え長い間ご使用いいただけます。

■ サイズ

-尺

1尺 =30.3cm

曲尺 (かねじゃく) を単位として使っています。曲尺は身体に合った心地のよい寸法です。お椀の径が4寸以内に作られているのは片手で持つのに心地がよいからだそうです。長い間に培われた先人の知恵を活かすため曲尺を採用しています。

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