フェミニストの侮蔑語『インセル』から考える差別心

最近、フェミニストに流行りの侮蔑語である『インセル』から彼女たちの差別心を考察していきたいと思う。

インセルというのは、"involuntary celibate"の略称であり日本語訳をするのであれば『不本意の禁欲者』『非自発的独身者』というようなものになる。発祥は北米であり、性的魅力の偏在に対して憤りを持ち、公正を期待しそれを阻害する女性に対して蔑視をする集団と言われている。その言葉が日本に輸入され、フェミニストの侮蔑語になった。北米ではインセルはウェブサイト上に集団を形成しているらしいが、日本では私が観測する限りそのような思想集団が形成されている様子はない。あったら教えてほしい。

インセルという言葉自体は上記のような概要だが、フェミニストが侮蔑語として使うインセルは『非モテミソジニスト』くらいの意味であることが大半である。特にその人間の思想やら何やらを指して言うわけではない。他にもフェミニストの侮蔑語には『ミソオタ』(ミソジニストオタク)やら『セルオタ』(インセルオタク)等と言ったものもある。

これらのバリエーションのある侮蔑語であるが、なぜミソジニストじゃダメなのだろうか?特段、『非モテ』のミソジニストやら、『オタク』のミソジニストやら、『非モテでオタク』のミソジニストやら属性を限定して侮蔑する意味が薄いように私には感じられる。例えば『モテる』ミソジニストならいいのだろうか?『オタクでない』ミソジニストならいいのだろうか?まぁ実際、フェミニストが所詮女性であることを考えると性的魅力さえあれば女性蔑視者でもいいのかもしれない。

例えば、属性を限定する呼び方で『キモオタ』(キモいオタク)であれば、これはキモくないオタクと差別化することは合理的だろう。しかし、インセルという集団からわざわざオタクを限定する呼び方になにか合理性があるだろうか?合理性がないといのであれば、それは『非モテ』や『オタク』に対する彼女たちの差別心の発露であろうことが容易に想像できるだろう。彼女たちにとっては『非モテ』や『オタク』は侮蔑語であり、それを『インセル』やら『ミソジニスト』等に付け加え、さらに侮蔑してやろうという感情の動きから作り出された造語であることは、想像に難くない。

普段フェミニストが言ってるモテることが重要じゃないやら、オタクという属性があなたの価値を下げてる訳じゃないやらは完全に戯言である。考察から分かるように彼女らはしっかりと差別心を持って我々に接しているのである。『非モテ』で『オタク』である我々がフェミニズムなんてものに協力するのは肉屋を支持する豚も同然だ。


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