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Frozen Dream セルフライナーノーツ

皆様おはようこんにちはこんばんは。Loopです👼
今回は2022年10月3日に発表した"Frozen Dream"という曲について。
↓こちらの楽曲↓ 聴かずに文章だけ読んで頂いても大丈夫です!

ジャケイラストは樹弱さんの作品。雰囲気漂う1枚でとてもお気に入り👼

今作はチルアウトやアンビエントを本格的に意識した6分56秒の楽曲です。
基本的にイントロからアウトロまで低い温度感でずっと進んでいきますし
派手な展開もなく音の抜き差しで展開"してる風"な形にしている1曲です。
所謂、雰囲気モノ色が極めて強いので人によっては退屈かもしれません。
(ちなみにデモ版は無加工な音ゆえもっとシンプルでした。)

唯一の見せ場、というか私にとっては全編ウリな楽曲ではありますが、
最後フェードアウトしていくところにこの曲の絶品ポイントがあります🐶
音が消えていく中で再び消えていた音が戻ってくる(分かりにくいかな?)
このアウトロのための1曲と言っても過言ではないです。

ここからは楽曲の構成→制作当時の精神状態、の順でお話していきます。
まず構成。
リズムトラックは808のキック/スネアとライドシンバルとチップ音で、
メロディーパートは主にシンセパッドの音とエレピが担当しています👼
キックスネア以外のほぼ全楽器が二/三重になっているのもポイント✨
(片方はそのままの音で、もう片方はリバーブをかけた同一フレーズ)
この重ね方を"なんちゃってダビングMix法"と呼んでいます。

☆なんちゃってダビングMix法とは☆
一度出力した楽曲にその楽曲の一部パートを別に出力したものを重ねて再度出力するというもの。大抵重ねがけする一部パートにはリバーブ等のエフェクトをかけ直していることが多い。独特な浮遊感を出す時重宝する。
正規の音と少しずらして配置するのも結構面白いと思うよ私は🐶

上記方法で楽曲を作ると音が止まる部分と余韻が残る部分両方が生まれて、何となく通常では出せない不思議な音像に仕上げることが出来る気がする。気がするだけかもしれませんが👼
チルい曲との相性もかなり良い気がします。気がするだけかm(以下略)

音の配置も結構工夫しています。キックは左/スネアが右寄りのパンです。
シンバル類はキックよりも左に置いてパッド類を中心に寄せていますが、
これもど真ん中にあるのはスプレーっぽい音のシンセパッドのみでして
他のパッドは微妙に左寄り/右寄りにズラした配置になっております🎹

更にここに例の"なんちゃってダビング"を重ねることで深みを演出。
エフェクトがかった同一フレーズをこれまた少しズラして配置します。
左過ぎ・左・左寄り・真ん中気味の左寄り・ほぼ真ん中な左寄り
気持ち左な気がする真ん中・真ん中・気持ち右な気がする真ん中
右過ぎ・右・右寄り・真ん中気味の右より・ほぼ真ん中な右寄り
という配置です。( ,,`・ω・´)ンンン?
ちょっと自分でも説明しててよく分からなくなってきました!👼

次に制作時の精神状態のお話ですが…私、非常に落ち込んでおりました。
理由1: 
良好だった生活環境がちょっと事情があって最悪になった。
理由2: アルバムの発表順を変えざるを得ない状況に辟易していた。
理由3: 過去作や同路線のものばかり評価され新作が続いていかない。
(音楽だけではなく動画関連もこの頃から雲行きが怪しかったです)
理由4: 依頼作(担当もお願いしてるものも)関連で疲れていた。
理由5: 終始情緒不安定で不眠気味だった。
これ以外にも色々とありますがありすぎるので端折ります。

ポップとかコンパクトとかキャッチーとか、とにかく一度やめたかった。
私はずっとふざけてるわけじゃないし過激に攻めてるわけでもないよと。
だから展開してるしてないスレスレで浮いてるような沈んでるような曲、
それをしっかりした尺(結果7分ほど)で表現してみようと思ったのです👼
短くパッと聴きで派手なものだけが良い曲なわけじゃないと思うから。

ということで今回は"Frozen Dream"という自作曲についてでした~!!!
眠れない夜とかに目を閉じて音に身を委ねていただきたい1曲です(*‘ω‘ *)
それではまた別の記事で!👼🎹🐶

↓↓こちらのアルバムにも収録されています↓↓


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