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資格と採用

昨日、職場の同僚から私の保有する資格は何かと質問を受けました。
運転免許(第1種)、日商簿記2級、建設業に特化した簿記の1級(建設業経理士1級)を持っていますと答えて、いちばんリアクションが大きかったのは案の定日商簿記でしたが。
その方は何か資格を取りたがっているようでしたから、ファイナンシャル・プランナー(FP)はいかがでしょうかとおススメしてみました。保険や税金など身の回りのお金のことがわかるようになりますよ、と。
その方はすかさず手元のメモ帳にFPの2文字を記していましたから、昨晩はFPについて調べてみたのでしょうかね。

同僚とのやり取りを通して、さらに直近で転職を経験した身として改めて資格の価値とは何なのだろうと考えています。
前職での私は経理担当という立場上、事務職の採用選考に関与していました。応募者から送られてきた履歴書・職務経歴書を真っ先に閲覧するのは私でしたし、面接にはサブ面接官として同席していました。
そんな私の見解ですが、技術系はさておき事務系の採用過程において資格の有無は仕事について学ぼうとする姿勢を測る指標の一つに過ぎません。それ以上でもそれ以下でもないです。
退職して月日が経った今だから書きますが、私は応募書類も面接もほとんど重視していません。特に面接については応募者が後ろめたさを漂わせているか否かを確認する作業でしかありません。

そもそも2~3枚の書類と30分の面接で応募者について何がわかるのでしょう。お互いの負担は大きくなりますが、1週間のインターンシップで実際の仕事や職場の雰囲気を体験してもらえれば、キツネとタヌキの化かし合いをやるよりもはるかに有意義だと思うのですけれど。
それを実行する体力もなく、採用のノウハウも蓄積されていないのが零細企業の悲しいところですね。

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