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【切り花特集】ガーベラ編 飾り方からおすすめ品種まで
最初のお花記事は、手軽に購入もできてとても飾りやすいガーベラから。
説明も含めてご紹介します。
飾り方やおすすめ品種などはあくまで私個人の意見なので、
フィーリング的にかわいい!と思ってくれましたらご参考にしてもらえると嬉しいです。
ガーベラとはどんなお花
ガーベラはキク科ガーベラ属の多年草。まっすぐ長く伸びた太い茎から大きなお花を一輪咲かせます。別名アフリカ千本槍。強そう。笑
鉢植えやガーデニングなどで育てている方は開花時期は春と秋の2度。
日本国内に農家さんが比較的多いため、切り花は比較的1年中手に入れることができます。そこが飾りやすい理由のひとつですね。
ちなみに、ガーベラの名前の由来は一番最初にガーベラを見つけたドイツの博物学者ゲルバーさんの名前からきているそう。ゲルバー、ゲルバー、ガールバー、ガーベラ、、、
4月18日がガーベラの記念日と制定されているのでまた春先に特集を組んでも楽しそうですね。
・ガーベラの品種
よく見かけるガーベラの咲き方は一重咲き
そして、半八重咲き、八重咲き
私がとても好きなスパイダー咲き、パスタ咲きと咲き方も様々です。
先に一重、半八重、八重 のご紹介します。
簡単に説明をすると花びら(花弁)の数です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705726278930-7RqMgusFh1.jpg?width=800)
一重は同じ大きさの花びらがぐるっと一周。
半八重は真ん中のあたりにこまかーい花びらが密集しています。
八重は見た目通り半八重の細かい花びらで覆われています。
今回は真ん中の軸と呼ばれる部分が緑の物を集めましたが、黒だったり、白だったりと本当に品種は様々です。現時点で500種類を超えると呼ばれています。
到底ご紹介しきれないのでぜひお花屋さんでお気に入りを見つけてみてください。
・おすすめ”スパイダー咲き”
ここで私的本当にかわいいと思う品種を2種類紹介いたします。1種類目はスパイダー咲き。
なんだそのネーミングはと思われる方もいるかもしれません。
花びらがつんつんと細い形をしており、クモのようなイメージからきている品種の事。
![](https://assets.st-note.com/img/1705728292103-vKkW9Yb4oP.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705728335822-WikiFTMMAp.jpg?width=800)
薄いピンクのハーモにー、フルダブルミックスなんて、、スパイダー咲きの八重品種なんですよ、、美しすぎて発狂しそうです。
フルダブルも濃いピンクや黄色もありますよ。嬉
・おすすめ”パスタ咲き”
2種類目は”パスタ咲き”
こちらは花びら自体がウェーブがかかっており、くるんとまるまった花びらが付いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1705728362422-eCVctYcMVb.jpg?width=800)
このくるんとした花びらの中の色が違うことに気が付きますか。
突然の繊細な二色展開。かわいいすぎる。
なんかガーベラってメインにはならないけど入ってると大きいから目立つし、少し昭和なイメージがある、、、なんて思う方もいるはず。
生産者さんが汗水たらしてこんな素敵な品種を開発してくれています。
是非見つけたらじっと眺めてみてくださいね。
ガーベラの生け方、長持ちさせる方法
ここで断言させて下さい。生け方さえ間違えなければ
ガーベラは比較的長持ちのする花です。
茎がすぐぐにゃってなる。頭が重いからすぐ下を向く。
そんな経験ありませんか。なぜそうなるのか。改善策はないのか。
徹底的にお話します。
・適温のお話
ここからは少し専門的な話になりますが、ガーベラは元々南アフリカ原産のお花です。そうです、温かい所の出身のお花です。
要するに、0度を下回る場所に置いていたらしおれてしまいます。
神経質なことをいうとお水の温度も冷たすぎるとしおれます。
よく涼しい所においてあげてください。
と花屋さんに言われると思うのですが、間違いではありません。
しかし、植物も生きています。人間も涼しいと感じる温度に留めておいておくと頭に入れておいてください。
ガーベラの適温は15度~20度くらい
お水の温度は5度~10度くらいです。人間が水と感じる温度です。
つめた!ってなるくらいは冷たすぎですね。笑
しかしこれは今の冬のお話。
夏はどうなの?と感じると思います。
勿論暑すぎても枯れます。むしろ夏はしおれるというより、
茎が腐り、水が濁り、枯れます。
そして高温多湿を嫌います。特に多湿の部分。
真夏の昼間とか気を付けてあげて下さい。
暑い時期はは全く日の当たらない玄関とか家の中でも一番涼しい所においてあげるのも夏お花を長く飾る術ですね。
・生け方と茎の切り方
花瓶に沢山お水を入れてガーベラを生けていませんか?
元々茎に水分量が多いガーベラは、お水が多すぎると茎がすぐふやけてしまい、すぐくさり、ダメになってしまします。
実は切った茎の切り口から1~4センチ程度のお水の量で大丈夫です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705730590055-y7jyAKi9p3.jpg?width=800)
そして茎の切り方ですが、茎の師管、道管の切り口の面積が広くなるから斜めにカットしたほうが良い!
この情報はあっています。が、花の特徴を知ったうえで行うのが良いと思います。
バラなど茎の固い、管がギュギュっとなっているお花は斜めに切る方法が有効です。
しかしガーベラの場合、茎の中を見てもらうとわかるのですが、
茎の中は空洞になっています。
その為斜めに切ってしまうと茎がつぶれやすく、お水の吸い上げが出来なくなるので、真っ直ぐ?真横?にスパッと切れ味のいいはさみでカットしてあげてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1705731428092-3xzjPF12ou.jpg?width=800)
もし首がくたっとなってきてもあきらめないでください。
お水につけておくと、切った先もお水でふやけてしまい、お水の吸いが悪くなるので、出来れば毎日お水を変えてあげるタイミングで切り戻しをしてあげるのが有効。
切り戻しとは切って新しい茎先にしてあげること、茎の先端を1センチほど切ることを言います。
茎が短くなれば必然とお花迄お水が吸われてまたしゃきっとした姿を見してくれます。
もしお水の吸いあがりが良くなければ、茎先を切った後、たれている首元に新聞紙を巻いて茎を意図的に真っ直ぐにしてあげると、お花までお水が吸いあがりやすくなりますので、1時間ほどすると元気になるときもあります。
ぜひやってみてください。
まとめ
以上、ガーベラだけでもこんな情報量になってしまい、ほかの花たちの事を思うと少し焦りが見えますが、
皆様の歯がゆい所に手が届くような、そんな情報発信が出来たら嬉しいなと思っているので、長い文章に飽きずお付き合い頂けますと幸いです。
書いてる分には書き足りない事が多くてうずうずしています。笑
・ガーベラを愛でるうえで大事なこと
自分の好きな品種を見つける
買ってわからなければこの品種なんですかとDM下さい。
すぐお答えします!
適温は守る事
お水は少なめに
切れ味の良いはさみで切る事
斜めではなく真横にスパッと
切り戻しをしてあげる
きっと長く綺麗でいてくれると思います。
・最後にガーベラを使用して作成したアレンジをご紹介します。
パスタ咲きやスパイダー咲きを使ってさくせいしたアレンジのご紹介です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705736217762-Kr0nD4Wfzk.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705736217839-YwQRFg8xih.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705736217801-2brrEopTyQ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705736571127-B7t0VKPwIf.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705736737936-tDAxNR77XT.jpg?width=800)
長くなりましたが、ガーベラ特集でした!
読んでくださり、ありがとうございます。
気になる事ございましたら、コメント頂けますと嬉しいです!
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Loop.flower
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