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今年のハロウィン、Instagramで盛り上がった話題は?|2020
季節イベントの楽しみ方が変わりつつある今年、ソーシャルメディア上ではハロウィンはどのように楽しまれていたのでしょうか? Instagramの投稿データを独自調査・集計し、「ハロウィン当日の話題の盛り上がり」と「話題の傾向」をまとめました。
【1】ハロウィン当日の話題の盛り上がり
Instagram上でのハロウィンに関する投稿件数を見てみると、以下の結果になりました。
Instagramの投稿データを検索・分析対象とすることが可能なソーシャルメディア・アナリティクスツール「Brandwatch」をお借りし、データ収集を行っています。
時間帯別:投稿件数 推移*
データ取得期間:2020年10月31日 00時00分〜23時59分
検索対象:Instagram フィード
検索条件:#ハロウィン、#ハロウィーン、#halloween などを含む投稿
全体の投稿件数:162,731件
*時間帯別の推移は、BrandwatchがInstagram graph APIにて収集したデータをもとに算定。
・夕方〜夜にかけて投稿件数が増加し、21時台が最も投稿件数が多くなった
・夜は仮装や満月、昼はペットや食事に関する投稿が目立った
・外出先で大人数でハロウィンを楽しむよりも、室内で少人数または個人で楽しむ様子の投稿が1日を通して多く見られた
コロナ禍につきハロウィンイベントの開催中止が相次いだものの、ハロウィンに関してこれだけ多くの投稿がありました。今年はハロウィン当日が土曜日ということもあり、日中から多くの投稿が行われていました。
投稿件数が多かった時間帯
投稿件数が多かった時間帯の投稿を見てみると、今年ならではのハロウィンの楽しみ方が見て取れました。
【投稿件数1位:21時台】
・自宅で仮装を楽しむ
「# おうちハロウィン」などのハッシュタグとともに、自宅で仮装や飾り付けを楽しむ姿を共有する投稿が見られました。
・オンラインイベントへ参加する
『あつまれどうぶつの森』などオンライン上で開催されたハロウィンイベントに参加し、"密"を避けてハロウィンを楽しむ投稿が見られました。
【投稿件数2位:11時台】
・自宅で料理を作る、食べる
食事を楽しむ投稿の中には、コロナ禍で利用されているハッシュタグ「# おうちごはん」を付け、自宅で料理を手作りし楽しむ投稿が見られました。
【2】ハロウィン当日の話題の傾向
ハロウィンに関する投稿で使用されているハッシュタグの投稿件数をもとに今年の話題の傾向をまとめると、以下のような結果になりました。
ハッシュタグランキング TOP 30
上記のとおり「# ハロウィンコスプレ」が2位、「# 仮装」が5位、「# ハロウィン仮装」が6位、「# コスプレ」が7位と、仮装関連のハッシュタグが上位に入りました。仮装として人気を集めた「# 鬼滅の刃」も27位に入っています。この結果からも、大規模なハロウィンイベントが中止となってもハロウィン=仮装を楽しむ文化が根付いていることが分かります。
また、今年のハロウィンは46年ぶりに満月の日と重なりました。このため、「# 満月」が8位、「# ブルームーン」が15位にランクインしています。
注目のハッシュタグ「# 満月」
今年は"ソーシャルディスタンシング"の観点でもアウトドアが人気ですが、キャンプ場など屋外でハロウィンと満月を楽しむ投稿も見られました。
投稿エリアランキング TOP 10
続いて、都道府県名をハッシュタグに使った投稿の件数を見てみましょう。図のとおり、東京都は大阪府の2倍以上の投稿件数が確認できました。最も少なかったのは島根県で、東京都のおよそ1/60の投稿件数でした。
なお、上記のランキングは、ハッシュタグランキングTOP300に都市名のハッシュタグが入っている場合には、該当する都道府県の投稿件数に加算しています。例えば、「# 渋谷」(ハッシュタグランキング216位)の投稿件数は東京都に加算されています。
この「#渋谷」は、オンラインイベント「バーチャル渋谷」に関する投稿でも使われていました。外出せずに自宅で渋谷に行った気分を味わおうとする人々や味わってもらいたいと考える人々の思いが伝わってきます。大阪府はユニバーサル・スタジオ・ジャパンで仮装を楽しむ投稿が多くありました。
まとめ
最後に、今年のハロウィン当日の話題の盛り上がりと傾向をまとめました。
▼ハロウィン2020|Instagramの話題まとめ
①時間帯別の特徴・傾向
・ハロウィンイベントの開催中止が相次いだものの、ハロウィン関連の投稿件数は夕方〜夜にかけて増加し、21時台が最も多くなった
・夜は仮装や満月、昼はペットや食事に関する投稿が目立った
②ハッシュタグの特徴・傾向
・ハッシュタグの投稿件数上位は仮装関連が占めたが、「# おうちハロウィン」などコロナ禍ならではのハッシュタグも使われていた
・投稿エリアで見ると、ハロウィン関連のオンラインイベントやテーマパークイベントの影響もあり、東京都や大阪府の投稿件数が多かった
Instagramにおける今年のハロウィンの盛り上がり方からは、多くの人々が季節イベントの新たな楽しみ方を発見し、共有しようとしている様子が見て取れました。
すでにTwitterなどのソーシャルメディア分析をマーケティングに取り入れている方は、Instagramの投稿データ分析を組み合わせてマーケティングに役立ててみてはいかがでしょうか。
【今回使用した「Brandwatch」の特徴や機能についてはこちら】
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