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早歩きクリスマス



シェアハウスのカップルにいらついてはや三か月。
激動というか、あまりにも何もなかった2020年が終わる。
今年を振り返ると、思い出す景色が、部屋、キッチン、スーパーマーケットでほぼ埋まっている。

バカップルぶりにイラついてというかほかにも色々イラついて。笑えるネタにできないただの迷惑行為とか常識を疑う行動は、ただの悪口になってしまい、書いてる私も気分がよくないので書いてませんが、ほんと疲れます。もしかしたら気にならない人もいるかもしれませんしねー。(私とカップルの戦いは「ロックンロールシェアハウス」を参照です)
引っ越せばいいじゃんと言われるが、同居人Aは帰国が決まっていて、出るとしたらそのタイミングなのだが、それで、カップルがうぇぇい自由だぁと一日でも伸びやかにこの家で過ごすと思うと腹が立つ。今でも十分自由にお過ごしになっていますが...という、そんなひねくれた感情捨てたほうが楽になるとは知りつつも、引っ越しの踏ん切りがつかない。ただ単に、自分は引っ越しの諸々が面倒なのかもしれない。

さて、いつものように紅茶を飲みながら、ボーっとYoutubeを観ていた。
今日はどうやらクリスマス。一人ぼっちのクリスマス。
サンタさん私に愛情を下さい。穏やかな心を下さい。
最近イヤホン貫通カップルの会話を声の大きさに関係なく私の耳が「言葉」から「音(雑音)」と認識することが多々ある。これは、ストレス回避のために耳が進化したのだろうか。
こんな進化は、望んでないっ...!
どうせならもっと何かの役にたつ能力が欲しい。透視能力とか。
ははは... はぁ。
 ふと、トイレに行きたいとなった。紅茶の飲みすぎだろうか。先月の終わり頃コーヒーの飲みすぎかと思い、紅茶に変えたのだが、いかんせんティーバッグをカップ一杯分だけだともったいなくかんじてしまい、水筒にいれて飲んでいるのだが、そのせいでトイレに行く頻度が多くなった。
トイレに行こうと思ったが机の向こう側のユニットバスではカップルの彼氏の方がシャワーを浴びている。要するに、シャワーヘッドをマイク代わりにコンサートを開いています。
まあ、仕方ねぇ待つかと思い、スマホに目を落としたのですが、一、二分経ったあと、扉が開く音、女の声。
あああああああああああああ。デュエット始まっちゃいましたyo...。
耳に入ってくる雑音を少しでも減らすため音楽を聴きながら待ちますが、ユニットバスの扉が開く気配はありません。
二人で入ってやがるのでトイレ行きたいから早く出てとかも言いにくいというか言えません。もっと無神経になりたいものです。
本来の用途の壁ドゥンができるようになりたいものです。胸キュンの壁ドンはもっとハードルが高いですよね。
なぜか、壁越しにギター弾きながら歌うというか叫ぶという奇行はできるようになったんですけどねぇ。奇行種の称号は手に入れたんですけどね。無神経はまだですね。てへっ
ほんと性格がねじ曲がっていきます。いや、もとからひねくれていたのでしょう。
しかし、私のダムは決壊しそう。このままだと滅びのバーストストリームを股間から放ちかねない。長い自宅缶詰生活でちょっと私もおかしくなってるのでしょうか。もう耐えられんと思った私は、防水の上着を羽織り、夜、暗やみの雨の中、立ち〇ョ〇できるところを探しに出ました。早歩きで。戦士は近くに公衆トイレがないことなど把握済みだった...


...だから、今日クリスマスだってぇぇええええええええ
あれ?いくらコロナとはいえ、友達と温度差がすごいんですがっ!
なんかお洒落な料理作ってイ〇スタとかにメリークリスマスとか乗っけてる方々との落差は何ですか!
何なんですかこれ!
クリスマスじゃなくてクソシマスだっけ?え?大じゃないからセーフ?

え?サンタに怒られろ?
あ、ほんと、この度は、聖なる夜に汚いものを、ごめんなさい。

でも、クリスマスってさ、あったかいものだと思うんですよ。
今年のクリスマスは寂しかったかもしれませんが、こんなやつもいるんだなってクスっと笑っていただければあったかくなりますよね。


...とかいったら許してもらえませんかね。サンタさん。

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