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生きていく土地さえ...

生まれてから今まで生きていく場所に金銭を払わずに済んだ時期はない。

賃貸であればオーナーから借りて、家賃を払う。

家を手に入れるにはもちろんお金が必要。

もうこの時点で私はこの世の経済の動きにフィットしていないとつくづく思う。

正規雇用であれば一日8時間働くことが求められる。
途中にわずかな休憩が入る。

けれど休憩を削って仕事をすることも世の中珍しくないだろうし、残業しなければならない時だって往々にしてあるはず。

「働かざる者食うべからず」と言うけれど、この経済活動下で働くこと自体に適合していないという人もたくさんいるのではないだろうか?

私は正直言って1日6時間労働が限界だと思っている。それ以上はもう心身ともについていかない。

社会不適合と言われても仕方ないけれど、合わないものは合わない。

合わないとわかっていて適合したかのようにせざるを得ないから、当然自身の中で軋轢が生じる。


住む場所にお金(あるいは何らかの対価)を支払う必要のない社会、そんな社会に生まれていればもう少し違った生き方ができたかもしれない。

そんな風に時折思う。


生まれた時に、村の村長さんみたいな人が私の父と母に向かって言う。

「さぁ、この子の育っていく土地はここ。今この子にこの土地を与えよう!」

そんな時代が良い。

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