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「空気は読まない、私を見てくれウケてくれ。」 Loohcs高等学院の学期末発表会とは?

学校で「発表会」って聞くと、なんだか学芸会みたいなものを想像しませんか? Loohcs高等学院の『学期末発表会』は、基本的にはバリバリの(?)プレゼン大会です。今回の記事では、Loohcs高等学院の学期末発表会ってこんなものだよ!というご紹介と、もしよかったら1学期の学期末発表会に来ませんか?のお誘いをしたいと思います。


「学びの成果の発表」と言うとお堅いけれど…?

Loohcs高等学院の学期末発表会は、「学期末」と名がついている通り、毎学期末にその学期の学びの成果を発表する場として設けられています。

(開校6年目の浅い)歴史の中でも変遷があり、元々はプレゼン時間だけ決まっていてあとはオールフリーの発表会だったのですが、近年では統一テーマを定めてその枠内で自由に発表してもらっています。

発表会前のかわいい男子ズ

さて、「学びの成果の発表」と言うとなんだかお堅い感じがしますよね。

手っ取り早いので、昨年度2学期の学期末発表会の発表タイトルをご紹介しましょう。この会では、「『最強の◯◯』を定義する」というお題の下、「基礎スキル」の授業内で学んだ分析手法を用いて自分にとっての『最強』を発表しました。以下が実際に行われた発表タイトル。

最強の「キョウリュウジャー」
最強の「老後」
最ッ強の「HIPHOP」
最強の「だるま家」
最強の「新橋駅前」
最強の「川越東高校」
最強の「こたつ」
さいきょーの「サンライズ出雲」
最強の「日本のバスケ」
最強の「ASMR ARTIST」
最強の「イラストレーター」
最強の「P」
最強の「小田原」

はい、「統一テーマの枠内で自由に」と言ったことがよくわかるのではないでしょうか。学生の有り余る個性が伝わってくれると嬉しいです。個人的には、なんで高校生から最強の老後考えてるんだよ、とか、「最強」と「こたつ」って言葉全然合わないな、とか思ってタイトルだけでちょっと笑ってしまいます。

「Loohcs生っぽい」発表会

もうすでに「想像していたよりもお堅い感じじゃなさそう」と思ってくださっていれば幸いですが、Loohcs高等学院の学期末発表会は、中にいる人間からすると「いかにもLoohcs生っぽい」場だなと感じています。では「Loohcs生っぽい」とは何なのか? 見てくださればわかりますと言いたいところですし、言語化がかなり難しいのですが、せっかくなのでこの機会に言語化してみようと思います。

空気を読まない、良くも(悪くも)

以前とある高校の探究学習の様子を見学に行ったことがあるのですが、探究テーマは自由だったにも関わらず、「地球温暖化」について調べている学生が多くて驚いたことがありました。わたしは意地が悪いので、「ぶっちゃけこのテーマなんで選んだの?」とこっそり尋ねると、「え〜なんかそれっぽいんで(笑)」とか、「友達と合わせたかったんですよ」などと答えられて、逆になんて素直に答えてくれるんだと感心しました(笑)。

そういう点において、Loohcs生は忖度しません。こんなこと言ったら先生の心証悪いかも……とか、友達に変に思われるかも……とかもありません。わかりやすい例で言うと、「発表したくない」といった旨のことを発表内で言う学生が定期的にいます。「どうすれば来学期発表しなくて済むか考えました」と分析を発表する子もいれば、「発表形式自由」とした回で「自分で話したくないので草さん(高等学院事務局長)にわたしの原稿を代読してもらいます」という形式をとった猛者もいました。

愛すべき猛者と一生懸命台本を読んでいる草さん

(もちろん公共の福祉に反しない限りで)「何を言っても大丈夫」な普段のLoohcsの雰囲気が、そのまま発表会にも出ているのだと思います。

自分を主張したい、あわよくばウケもとりたい

Loohcs高等学院の学生は、それぞれ人前に出て話すのが好き・嫌いはあれど、ほとんどの学生に「主張したい『自分』」がある、ということをこの発表会を見続けていてしみじみと思います。俺の!わたしの!考えたこと、作ったものを見てくれ!!!!!!という気持ちが発表からビンビンに伝わってきます。だからこう何と言うか、「ありきたり」「王道」みたいな発表がほとんどない。こういう角度の俺・わたしを見て!(あるいは見ないでくれ)という感じがします。

発表の主張が強すぎて話しながら号泣する愛すべき猛者

そんでもって、あわよくばウケたい。そんなボケたがりの学生が多いのも特徴的です。普通、学校での発表の場なんて、スベりたくないなというリスク意識の方が勝って、よっぽどのおちゃらけキャラじゃない限りボケられませんよね。そんなことないのがLoohcs生。先ほど「空気を読まない、良くも(悪くも)」と書きましたが、わたしがn回発表会を見てきた所感で言うと、彼ら、ややウケくらいでもあんまり気にしてなさそう。ややウケくらいの空気感を「読めていない」可能性も否めないんですが、それもまた胆力のなせる技だなと思ったりもします。

「表現自由」で『講談』をして爆笑をかっさらった猛者

「学ぶことはつくること、つくることは学ぶこと」

端的に言うと「学生の個性が爆発している発表会です」ということは伝わったと思うので、真面目な話も加えておきたいと思います。学校側として、どんな思いの下で学期末発表会を実施しているか、という話です。

ここで紹介したい理念は2つです。ひとつは学校のミッションとしても掲げている、「余白で遊び、学びを愉しむ共生の場をつくる。」ということ。英語では「Creativity with Philosophy and Conviviality.」とされています(これはLoohcs17コアポリシーの第17条でもあります)。

英語の方がむしろわかりやすいのでそちらで説明すると、「Philosophy」=知を愛する心と、「Conviviality」=共に愉しむ心を持って、「Creativity」=創造性を発揮しよう、ということです。

学期末発表会は、まさにそんな「Creativity」の発揮場所です。

また、そんな「Creativity」に関わるコアポリシーとして、「学ぶことはつくること、つくることは学ぶこと  Learning is Creating, Creating is Learning.」というものもあります(Loohcs17コアポリシー第4条)。

知識は何かをやってみてはじめて自分の血肉となり、そして実践を通じて新たな知識や知恵を獲得していく。そんな往復運動を助けるひとつの機会として、この発表会があります。実際、発表づくりの中で、あるいはたった数分の発表そのものにおいてさえ、学生の成長に驚かされることが何度もありました。学びの成果をつくる、というだけではなく、つくる中で学んでいるんだ、ということを本当に実感させられます。

Loohcs高等学院は普通の学校に比べて、問答無用で「やれ」と言う機会は圧倒的に少ないと思うのですが、学期末発表会に関してはけっこう強めに「やれ」を言います。これは、我々が「つくる中での学び」をとても大事に思っているからです。(ちなみに、卒業生は口を揃えて「無茶振りされる経験もなんだかんだ楽しかったし大事だった」と言うので、在校生はそのつもりで(?)がんばってほしいところです。)

 気になる2024年度1学期の学期末発表会テーマは……?

さて、ここまでお付き合いしていただいたみなさまは少しだけ今学期の発表会テーマ、気になってますよね?なってますよね?

というわけで今回のテーマの発表です。

今回のテーマは、「今までやってみたかったけど、できなかったあんなこと。今ならできる気がする、そうChat GPTとならね。

タイトルでほぼすべて言っていますが、やってみたかったことに生成AIを使ってチャレンジしてみよう!というのが今回の内容です。

もっと気になる学生の発表タイトルですが、毎回締切ギリギリでプレゼンを仕上げる学生がいるので、毎回学生がこだわってプレゼンを練り上げるので、残念ながらタイトルの発表はまだしばしお待ちください。

そんなわけで、日程だけ空けておいてもらえるととっても嬉しいです。

Loohcs高等学院2024年度1学期末発表会
日程:7/20(土)
時間:13:30-15:30
場所:
渋谷ワールド宇田川9F

一般の見学者の方、どしどし募集中です。もちろん参加費は無料。こちらのPeatixからご予約ください。オンラインでも視聴も可能です。

Loohcs高等学院自慢の学生たちの発表、ぜひお気軽に見にきてくださいね!

[今回の記事担当]内野 すみれ
1993年鹿児島生まれ。大学1年時から始めた塾講師のアルバイトで教育に関心を持つ。大学2年時から教育系の学生団体や一般社団法人で活動を始め、イベントの企画や運営を行う。大学卒業後は一度教育からは離れ見識を広げようと、多様な接客業に従事し、2020年にLoohcsにジョイン。

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