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「V最協S5」記事を綴ってみて

イベント事とはいえ、勢いだけで綴ったわりに思いのほか反響があった。終えたあとの感想を、記録も兼ねながら残しておきたい。

1.記事を書いてみて


雑にまとめると、大変だけど楽しかった、である。
推し以外の視点を覗くのは少し前からそうなのだが、なんてたって個人カスタム。今までより遥かに長い時間、カスタムに参加するチームを観測できた。推しの配信がない時は勿論、最終的に二窓、三窓も当然のようにかました。

しかし、当然ながら全20チーム全て追うなぞ不可能。推し以外は気分でその日気になったチームを。公式カスタム開始からは戦績結果サイトを覗きつつ、調子の良かったチームを軽くアーカイブでチェックしたりしたのみ。

つまり、ほとんどてきとーである。最初に記事をアップした際も一チーム数行の文章のみで、途中経過なぞ更新する気は全くなかった。

しかし、最初期から中々に反響があり、さらに他チーム覗くうち「あれもこれも載せておきたい」といった気持ちが湧きあがり、最終的には自分でも驚きの合計2万文字記事へと変貌した。

誰が読むねん、といったところだが、初めから追い続けて目を通してくださった読者が少なからずいたのかもしれない。更新する度「いいね」も増え、それもまたモチベに繋がり、最終的に調子に乗った形となる。ビッグマウス、得意です

それもこれも推し勇気ちひろ、またチームEMAにも大きなドラマがあったからこそ。本当に、ひたすら面白かった。ちーちゃん感動をありがとう。他チームも、みな全て。当然、記事を読んでくださった方々も。

次回もあれば思わず書きだすかもしれないし、「時間がない」とさすがに手は出さないかもしれない。私より遥かに時間的リソースのある方が、私より遥かに精緻な言葉で記事にすることもままあるだろう。全ては心の赴くままに



2.「声出して」

本当に、どのチームでも一度はあったんじゃないかってくらいよく見るコメントの一つがこれ。まーじで理不尽

納得のいかない全滅をしたあとに、元気よくテンション高くいつも話せるわけがない。配信というお仕事中とはいえただの人間やぞ。雑談だって幾つもカードあるわけやない。テレビか動画の見過ぎちゃうか? あれ編集してんねんで? むしろ沈黙も愛せよ

とはいえ確かに勝てるチームとは、勝つ前から戦術トークも雑談トークも花が咲いているのは事実。黙して語らず静かに勝利、とは職人技のようでクールだが、残念ながらAPEXにおいてそんな勝利を収めるチームを、未だかつて私は観たことがない。

コメントの多くは前後の文脈が不詳で、正確に伝わらないこともざらにある。私が配信でほぼコメントしない理由も、代わり呟きや記事が文字だらけになるのもこれが要因の一つ。つまり「声出して」とは、シンプルに「勝ってほしい」という願いでもあるのだろう。悪意なき応援の声、という側面もあるように思う。

でもまぁ、出せるんなら出してるわ、って話だし、組織(チーム)でのメンタルマネジメントにしても、確かにリーダーかIGLが担うべきものなのだろうが、当然それも得手不得手はある。誰でもすぐにできたもんじゃない。

そう考えれば、推しは本当によく切り替えられたな、と思う。これは本当に推しだとか関係なく、一人の人間として心の底からリスペクトできる。ある意味で最強、世界一のメンタルだと思う。

メンタルはエイムに直結す。「楽しい」という感情は、ありとあらゆるものを前に押し進める力がある。負けが込むとどうしても負の感情に飲まれがちだが、チームに一人ムードメーカーがいるとその不安も解消される。それがリーダー(あるいはコーチでも)ならなおさら。これはFPSだけの話だけではない。組織で動く仕事なんかにもきっと当てはまる。「楽しい」をメイクできるチームは強い

というわけで、個人的「声出して」は、何もキツいだけのコメントではない。そう思う。

しかし・・・大体は良し悪しの判別つかず、半分ぐらいは「沈黙おもんな喋れ」という意図もあるのだろうから、配信者が強くあしらうもやむなし。逆や。おもんないから口数減るねん。そんなん誰でもそうやろ。見世物の側面もあるけど、せやかてこっちが求めるんは違うんとちゃう?

「気持ちで勝とう」とか、なにかしらうまい言い換えができればいいのだが、それでも無理難題に響いて聞こえる。うまく応援するに難しいか・・・。

推し活とはほとんど=応援。本当に、いつでも難しいな、と思う。少なくとも私はそう気軽にコメントはできない。言葉だって本当に難しい。しかし、だからこそ書き続けるのかもしれない。推しがいつまでもAPEXを遊び続けるように。



3.最後にものをいうのは

推しミラー配信からALGSをわからないなりに鑑賞した際に感じたのは、「最終的にはフィジカル」だった。

コードギアスにてルルーシュが見事な戦略で盤上を制圧するも、スザク操作するランスロット一機で全てが反転したように、APEXもまた、どれだけ優れたIGLがあろうと最後にはフィジカルで全てひっくり返される。しばしそう考えていた。

ゆえに、本音を言えば推しチームEMAにも不安はあった。推しはフィジカルで押し通すタイプではなく、またラプラスさんのエイム良くとも、ショートレンジの撃ち合いでは並み居る強豪に撃ち負けるのではないか、と。当然、すみれさん一人に頼り切るわけにもいかず・・・全て素人目だが。

しかし、私が誤っていたのは言うまでもなく。本編の記事にも綴ったが、個人的に強く思ったのは、最後にものをいうのは全てを見通すIGLでも、一切を撃ち返すフィジカルでもない。何があっても私は強い、という最強マインド、メンタルだ。それもチームで共有できればなおのこと。

当然、メンタルがあれば誰でも勝てるというわけではなく。あくまで勝負が拮抗した際、最後の一押しとなるのが精神力、ということである。ん? 言葉にすると当たり前すぎるなこれ・・・。

初めから負けることを考えて勝負するプレイヤーなぞいない。誰もが「私なら勝てる」と信じて疑わない。そんなエゴ渦巻く中でも、さらに押し通すことができるプレイヤー。それが真の強者なんだろう。

推しもまた、まずチーム名が力強かった。ともすれば、三戦目までに推しにかける言葉とは、「チーム名思い出して」だったのかもしれない、とか今更考えたり。



4.人読み

プロリーグではキルログが全て匿名表記となたったはず。また各ランドマークにどのチームがいるか、いつでも変更できるとはいえスキンも情報の一つ。

例えば、「フィジカルに強みのあるチームには無暗にファイトをしかけない」といった択が生まれるのなら、それも立派な戦術と言えるのかもしれない。チームのPT構成まで覚えているなら、敵のQ、ULTにも備えることができる。今回強いチームに共通していたのが、この「人読み」。実によくチーム、選手名で報告し合っている光景があった。

とはいえ極限の緊張下。余計な情報で動きを鈍らせるぐらいなら、「相手が誰であろうとやるべきことは一つ」と、あえて遮断してしまうのも戦術なのだろう。実際、推しチームEMAはそうだった。まぁこれはラプラスさんに馴染み薄い選手が多くいたのもあるだろうが。

全ては結果論。チームに適切な戦術を見出してゆく過程を覗き見るのもまた、APEX大会観戦の醍醐味なのかもしれない。求められるハードルがどんどん高くなるのもV最協の歴史あってこそ。それが良いかどうかはともかく。


5.ゴッフィーは面白い

「sadame gaming」の配信開始芸は見かける度に笑った。今でもこうやって書くことに疲れた際、CPU相手に遊んだりする。イブラヒムさんも面白い。あの声であの軽妙な語り口は癖になる。ゴッフィーエイムWIN。



6.ここだけの話

「この人の語気強いなぁ」と感じた選手やコーチもいた。「もし自分が参加者なら、ちょっとこの人についてくのはしんどいなぁ」とか感じたり。お前もついて来てほしくないって相手に思われてるけどな!絶対!ばーか!

やるからには勝つ。みんな必死だった。ただそれだけのこと。部外者があまり勘ぐり過ぎないようにしたい。最終的に、楽しめたのなら誰でもチャンピオン

これもまた、記事を書くうえで見つけた副産物。あまり陰の部分は言葉にしないほうがいいのだろうが、しかし光と影は二つで一つ。しっかり記録として残しておきたい。さすがに名前までは出さないけど。



7.気になったV

今回初めて知った人から、推しを通して知っていたがそれほど興味はなかった人まで。適当に羅列してみる。コーチは割愛。

「歌衣メイカ」
チームの中心としてとても良い空気作りをしていたように思う。どんな時でも声を荒げず、またそれを維持するって、簡単なようでとても難しい。素敵な方。

「英リサ」
失礼なのだが、本当にIGLできるような人だとは少しも思っていなかった。確か絵もお上手だったはず。普段とのギャップが非常にクール。推しに惚れこんでいなければ私も危なかった。きっとこれから推し始める人も多いはず。

「イブラヒム」
シンプル面白い。ずるない? この喋り方とトーン。これから推しアーカイブを掘る楽しみになりました。

「アステル・レダ」
驚異的なフィジカルをマッドマギーで繰り出すのは、本当に呪物感ある。これから先もAPEXにて絡みがあるのなら注目したい。

「兎咲ミミ」
優勝チームMNBDを長物とサブオーダーで支えた名二番手。癖の強い他選手に隠れがちだが間違いなく強者。ことAPEXにてこれからも注目したい。

「緋崎ガンマ」
ビジュアル、声、キャラと全ての印象が解釈一致。さらに存在そのものがムードメーカーとしてチームにも貢献。これからもAPEXに触れてほしい。

「ラプラス・ダークネス」
早々にアセントへと帰ってしまったが、たまにはワールズエッジにも顔を出してほしい。推しと同じ戦場を駆ける姿をまた観てみたい。次は敵であろうとも。

「ローレン・イロアス」
プレイもさることながら、とにかく声圧。ほんとにえっぎぃ。いつかだるまさんと絡まないかなって、早速RUSTで絡みまくっとるがな。


ただ視聴時間が短すぎてよくわからなかっただけで、他にも深掘りすれば気になる人は幾らでも出てくるのだろう。こんなに魅力的なVが一挙60名も同じ戦場に集うのだから、それだけでV最協は面白い

ちなみに、この中で一番を挙げるなら「緋崎ガンマ」さんです。間違いなく彼はもっと人気になるはず。こういうV、いそうでいなかった気がする。

とはいえ全員推しと絡んでほしいぐらい。これからもAPEXにて、その機会はあるのかもしれない。単なる偶然でも、そうでなくても。色んなVを知れるきっかけを与えてくれた推しに、改めて敬意を。ありがとうございます。



終わりに

一種の流行り事とはいえ、本当に多くの方の目に触れられて恐縮です。ありがとうございました。

それぞれの推しがいるかと思われますが、あくまで私は勇気ちひろが好きで、そこから通して出場者を軽く拝見したのみ。失礼な部分あればすみません。

終わりに、やはり大会開催を決定した渋谷ハル、並びにその関係者たちに改めて感謝を。本当に楽しかった。お疲れ様です。ありがとうございました。GG!

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