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【随想】映画『ハケンアニメ』吉野耕平

ハケンアニメ

ハケンって、
覇権の意味だったんですね

覇権アニメって
一般的なワードなんでしょうか

前半の天才監督王子千晴との対談シーンで
「覇権をとる」宣言するところから
いまいちピンとはきませんでした

感情移入もちょっとずつ難しく
それは
ところどころ気になってしまう
セリフまわしや
演技
カメラワークや
編集
劇判
コメディ演出
風景描写とかがあったから

全体的に、
ノスタルジーな感じがして、
ラインのやり取りを
グラフィックで表現するのは
もう古いかもしれないと思ってしまいました
結構30~40代向けのような

勿論
涙腺を刺激するパッショナブルな
セリフはふんだんに盛り込まれているので
モノづくりしている人には
がんがん刺さっていくのは間違いないんですが

いかんせん
気になる部分が多かったですかね

でもとても丁寧には作られていて
ところどころ王道にいきそうで
いかない癖のある演出は
はたして狙いなのかどうなのか

それにしても柄本佑と六角精児の説得力がすごかった
それと中村倫也のイケボ無双

制作デスクの根岸くんが
最後チーフプロデューサーの行城さんに視聴率の紙を渡した時、
どんな心境だったんでしょうか

根岸くんのカタルシスが気になるエンディングでしたね


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