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価値、思い出、必要性、心を掴むモノ/あなたの1番大切なモノについて書く

こんにちは、ナガセヤスユキです。
#1か月書くチャレンジ 17日目となりました。

今回のテーマは「あなたの1番大切なモノ」なんですが、これもまた考えさせられるお題ですよね。

どんな基準で「大切」を定めていくのか、まずそこから考えてみようかと思います。

どうやって「大切なモノ」と判断するのか

一言に「大切なモノ」と言っても、それがなぜ大切なのか考えてみると、様々な基準があると思うんですね。

あれも大切だな、これも大切だな、と思いつくものを羅列してみると、それぞれをリストアップした理由が異なることに気づきます。モノの見方もいろいろあるんですよね。

ひとまず、大きく分けて考えてみました。

A,金銭的価値が高い

これはある意味、非常に明快な指標ですよね。高価なものはちゃんと大切にしていきたい。その価値を下げることのないように取り扱っていく、といった感じ。

みなさんが今まで購入した中で、最も高かったモノはなんでしょうか。
車かもしれないし、バイクかもしれない。住宅や土地だともっともっと高いですよね。宝石かもしれないし、PCやスマートフォンかも。

高価なモノは大切に扱う…というのはシンプルな結論ですが、それだけでは単純に「高かったモノ」というカテゴライズでしかないこともありますよね。

B,思い出の品である/思い入れがある

「大切なモノ」として想起しやすいのはこの視点ですかね、やはり。

恩人や家族、大切な人ににもらったものであったり、長く愛用しているものだったり、自分の一部であるような感覚を覚えるモノは、大切だとはっきり言えるように思います。

モノにエピソードがあると、思い出を有形化して持っているような気がして中々手放せなくなりませんか?…いわゆる、愛着ですよね。

C,生活において必要不可欠

これは今までの見方と異なるものの、「大切」を構成する大きな要素だと思っています。

例えばコーヒーの仕事(バリスタとしてコーヒーを提供する仕事)をするうえで、ドリッパーやミル、ケトル、さらにはエスプレッソマシンなど…その人のスタイルにもよるものの、なくてはどうしようもないモノってありますよね。

もっとプライベートなことを考えると、ベッドとか、ガスコンロとか、スマートフォンとか。現代の生活に必要不可欠なモノってたくさんありますね。

総合評価することになるんだ

どの見方も正しくて、ただ人によって重視する順番は違う。そういうことであって、さらに言えばどれか一つの見方だけで決める必要はないんですよね。

総合評価することになるんだろうなと。
「大切なモノ」を考えるにあたっては。

どうやって「大切」に順位をつける?

大切なモノは総合評価で決める、まあ当たり前といえば当たり前の思考を確認したところで、さらなる疑問が生まれました。

それは「1番の決め方」です。

実際、総合評価をじっくり考えてみればみるほど、かえって順位をつけにくくなってしまって、優柔不断な感じになっちゃいました。

みなさん、どうやって順位をつけているのでしょうか。

どの見方を優先していくのか、考えてみる

ここまでA,B,Cという見方を提起して、それを総合評価するというプロセスを想定してみたので、それぞれどの見方を優先していくのか考えるのが自然な気がしています。テストの配点を考えるようなものですよね。

  • A 金銭的価値

  • B 愛着

  • C 必要性

それぞれの重要度を考えて、総合評価してみることにします。

私が1番大切なモノは…

私が今回考えるにあたって重視したいのは、B:愛着 → A:金銭的価値 → C:必要性…の順番かなと。だいたい7:2:1くらいの割合で重視したいです。

つまり、思い出や思い入れといった愛着をメインに大切さを考える、ということです。

21歳のとき、いただいた機械式腕時計

結論、腕時計です。

普段はあまり身につけていない(このところ不調で、そろそろオーバーホールに出そうと思っている)のですが、この腕時計だけは手放す気になれません。

たしか21歳のとき、初めて大規模な工事の施工管理業務に応援として行ったんです。火力発電所のボイラーの一部を取り替えるという、ミスれば地域の電気が全部止まってしまうような工事。

その部署で長く活躍されている方は非常に厳しい人で、若い社員はみんな嫌がる、恐れるような存在でした。機嫌をを損ねたらどうされるかわからない…という感じの人ですね。

しかし実際、一緒に働いていて感じたのは、仕事の責任を果たすための徹底的な行動と思考でした。その基準が非常に厳格であるために、他の社員も緊張する、といいますか。

そんな厳格さを素敵だな、と思って、高卒入社3年目のペーペーでもできることは何か考えて、その人を先回りしてサポートすること、飲み会での気配りを徹底することなど、可能な限りの行動を積み重ねていくうちに、信頼してもらえるようになったんです。嬉しかったですね。

そんな工事応援が終わろうという頃、「あげるよ」と突然渡されたのが腕時計です。調べてはいないけど、当時の月収なんて軽く超えるようなモノ。

言葉をいただいたわけではないですが、自分の行動・思考を認めて一つの称賛の形として贈られたもの、と解釈しています。

それからは、腕時計を見るたびに当時、精一杯に仕事をしてきたことを思い出して、その価値を認められた幸福感も思い出して、元気づけてもらうことができています。

そんなこんなで、現時点で1番大切なモノはその腕時計かな、と。


いろいろ書いてきましたが、順位をつけて物事を考えることって結構難しいなと。改めて思いました。

でも、どれもこれも大切で、かけがえのないモノたちに囲まれて生活するって素敵ですよね。やみくもにモノを増やすことなく、特に大切なモノと長く付き合っていく生活。憧れます。

以上、大切なモノについての話でした。

みなさんの大切なモノはなんですか?

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