ドイツ・kalbe milde小橋の佇まい
旧東ドイツであったが、1989年東西ドイツ統合で第二次世界大戦後40余年共産圏だった時の文化の残滓が残っているようだ。
人口8000人前後のようだが、かなり貧しく人口の1.2割は生活保護の対象だと聞く、東西ドイツ統合直後の大きな経済格差・機械文明の遅れはまだ少し残っているようだ。
西ドイツへの対抗意識さえ残るようだ。
歴史の滓を残しつつ、高速で進んでいく近代文明をよそ眼で見ながらの生活があるようだ。
私も、近代文明が我々を一体どこへ導くのか?自問自答してみても答えは見つけられない。
木橋であるが、構造が硬木か?と見つつ、そうか!ハードウッド?か、ハードウッドをどこから輸入?と考えてみた。
そうか?思考が単純すぎた、これ、広葉樹。もともと広葉樹を建築材として使ってきた歴史もあるもの。
手摺りは針葉樹
木栓で緊結!
床はクームドフェイスの針葉樹か?
建築材として広葉樹を使うという機会が減ってきて、ついつい建築材というと針葉樹を想像してしまう。
よくよく調べていくと、ドイツでは生物の多様化の観点から、広葉樹も植林して建築材として使ったという。
広葉樹は、針葉樹より生育が遅く、まっすぐに成長した木ものが少ないので長物が取れにくい。
確かに、生物の多様性という地球規模の環境ということなら、こうした使い方が正しいと思える。
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