建築家隈研吾氏の”境界”という概念
この本の中で、隈氏は
”言葉によって世界を切り取り認識しやすくするのと同様に、人は(自己の側)に属する空間を形成するために、仕切りや標(しるし)といった境界を用いてきた。
すると必然的に、自己の側以外の空間は、混沌とした外部空間に位置づけられる。
人は、しばしば、高い障壁などの強固な境界により、カオス=外部を拒絶した。
「内と外」の二元論によって、世界を整理した。
しかし、実際の所、人間は外部=自然環境との関連性によって生かされてるにすぎない生物で、そのようなデジタルな処理で