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神奈川県立美術館葉山館に行って見た。

日本の1960~1970年あたりに起きたという、”もの派”という芸術運動の作家、吉田克朗展を見に行った。

美術館の玄関前の庭には、李禹煥の”項ーrelatum"という作品があった。
”もの派”というものが、知識として(概念として)あっただけなのでそれを体感したいと思ってのことだった。

作家のバック・ストリーが書いてある。作家の作品は、個人史でもある
写真にすると、この和紙の折れ曲げの起伏やら陰影もほぼ目立たない。ただベージュの何か?ぐらいしか識別できないのが、悲しい。
尺角のヒノキが不安定に上から下がっていた。その緊張感。木と石と縄で作り出される。


吉田克朗もしかり、やはり芸術家って、縛りつけられない性質を持つようだ。


表現方法も幾たびか変遷をみせる。こうでなければならないというものがない。

素材の迫力、あるいはそれが登場してできる空気感は、これも言葉で表せるものじゃないのだろう。


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