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森林ジャーナリストの田中淳夫氏の本が面白い
この前、この著者の(日本人が知っておきたい森林の新常識)という本を読んでいるうち、すっかり面白くなって彼の他の著書も、読み続けている。
世間一般に言われている、(森林は水源涵養の効果があって・・・・)という説を、自然科学的視野から、(森林は成長する、あるいは光合成をするに水分を多く使うのでこの説を、定理のように思うのは違う)と。
その論拠を読んでいくと、納得出来たし、こういう世間にいわゆる”常識”として流布されてる説には、都合のいい解釈、座りのいい解釈が横行しているものだと、再認識させられる。
彼の他の章に、竹林に書かれたものがあった。今から12年ほど前に、広島県の尾道から愛媛県の今治まで、しまなみ海道でいった時、小島の森に、やけに黄緑の部分が浮き立ってるなと何気なく見ていた。
”何なんだろう?”と興味を持って、じっと見たら”竹林だ!”こんなにも広範囲にわたって竹林?驚いたのなんのって
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濃緑だと、ヒノキで黄味がかった緑はスギとわかるが、この明るい黄緑って、どんな樹種だ?と驚いたわけだが。
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とくにモウソウチクが多いという。タケノコを取ったり、建築材として使う用途で
積極的に栽培されたものが、そうした需要低下で、放置されたが、繁殖力が強く
生息域を伸ばしているわけだ。
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12年前の、しまなみ海道の竹林の旺盛な生息域拡大の風景を思ってみるが。これも、人間が、ある意味積極的に介入したが、時代に合わなくなれば、放置するという図式からくるもの。
ペットとして、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が、公園の池から出現するのに、もう何の驚きもないのと同じだ。
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地味な、森林森林に係る問題点は、あまり話題にならないけれど、それでいいのだろうか?
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