見出し画像

1999年頃建てられた、八重山民俗園(いまは、やいま村)の木製展望台。この一連の写真は、2006年。


展望台から、見える遠景遠景。青い海とライトグリーンの透き通った色の対比・・が、光量不足で見えなかった。

石垣島の古民家が何棟か建っていたが、石垣島に来る前は、こういう特徴的な、八重山諸島の文化・風俗・建築材料ばっかりで出来ていると思った。・・・かえって希少だから、後世の為に保存してるわけなんだろう。家というのは、人間の住処だから、気候や、植生、文化から生まれいずるものって、本土の建物と対比してくとわかりやすい。

展望台への木製階段の踏面の板材の一部を欠きこんで側板に穴をあけ支持させる為差し込み、込み栓で動かぬよう止めている。




柱と桁を隙間なく継手を作って、架構体を構成。このような仕上がりは、屋根付きの家屋なら、問題はないが、屋外暴露だと”アリ一匹入る隙間のない、接合部には、水は入っていきそのまま滞留して、腐朽の促進の要因になってしまう。

事実、ほどなくして解体されていた。

施工では、床板、柱、梁、桁の接合の仕方がとても重要。


屋根の付く住宅(今は大壁工法が多いので見えないが)は、こういう接合は几帳面な美しい接合が、評価も高いだろうけど

屋根なし外部では、水の滞留を排除するのが大事だ。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?