とりあえず、お前はまだイナカを知らない

ん？　右腕がちょっと痛い……

「翌日に筋肉痛がやって来たー！！」

と、よろこぶ41歳女。

昨日は、「それより、運転の練習をしてほしい…」とのお声をいただきまくった。

でも、お休みなので、引き続き、どうでもいいことを優先していこうと思う。


そんなわけで、散歩に出かける。

山道。

山道。

田んぼ道。

「……？　これ、進んだ先に何があるの？」

「え？　山と田んぼですけど……」

分け入っても　分け入っても　山道。（あと、田んぼ。）

これが、“田舎”である。

そう、勘違いしてはいけないのだ。

景色を楽しめる何かとか、映える沢とか滝とか、そういった場所があるのは“観光地”であって……

本当の“田舎”とは、マジで特筆すべきものがない場所なのである。

それなら、自然豊かで、都会では見ることができない生き物を見られるのかと聞かれれば……

黒いものに注目。

見つかりやすい場所にいるのはタニシかアメンボくらいなものである。

自然のものたちは賢いので、すぐに見つかるような場所にはいない。

以上！

「……。

　じゃあ、せめて目標になるコンビニとか…

　あ！　Googleマップで、10分のところに
　コンビニがあるって出ているよ。」　

甘すぎるよ、キミたち。

よくタブを確かめてみるといい。

それは車で10分であって、
徒歩だと40分のはずだ。

と、まぁ、どーでもいい散歩をお楽しみいただいた。

そんなわけで、田舎は十分。

とりあえず、帰ろー。