とりあえず、おふとんクエスト
1日目/Mon
朝から雨。いきなりボス(乗車率110%の通勤電車)戦。対戦直後、遅刻しないよう、スピードスター(乗り継ぎ駅をドタドタ走る)をつかう。
仕事をこなし、ボスとの再戦。今回はお客さま救護の名のもとに戦闘を長引かせる戦法。じわじわ削られる。
その間、「お腹すいた。まだ?」のプレッシャー呪文が送られてくる。
急いで買い物をし、帰り着く。
「お風呂洗いと洗濯物は終わらせた」の回復呪文を受けて、昨日用意しておいた夕食を温めて出す。
明日の夕食&お弁当づくりミッションがあるのに、食後、ぼんやりテレビトラップにかかる。1時間ほどムダにしたあと、慌ててミッションをこなす。
お風呂でnoteを書く。読む。
化粧水やクリームを塗りこんでいるうちに、ゴールデンカムイ再放送の時間になっていることに気づく。見はじめ……
ふとんに入らぬまま、朝を迎える。
2日目/Tue
朝のボス戦。混み具合は雨の日ほどでないが、前後を“リュック下さナイーズ”に挟まれ、サンドイッチになる。
仕事をこなし、家路につく。帰りの電車も混んでいるが、平常運転。
移動中に電話が来る。出られない。何事かとLINEすると「お腹すいた。まだ」の呪文。献立の参考にするために、何か食べたいものがあるか質問をするが「なんでもいい」しか言わない。役に立たない呪文。
次の日の買い物をし、急ぐ。
昨晩用意した夕食を温めて食べる。
『マツコの知らない世界』を見てしまう。2日分の『虎に翼』を楽しむ。
だが、忘れてはいけない。明日の夕食&お弁当ミッションが残っている。
急いで作り、お風呂に入りながらnoteを書いて、読む。
化粧水をつけ、髪を乾かし、ボディクリームを塗り、あんし……
午前4時。体が痛い……目を覚ます。
まずい……。クリームのフタをしめ、なんとか残り2時間ふとんに入る。
3日目/Wed
朝の電車は相変わらずの混み具合。駅ごとに扉が閉まりきらず、開けたり閉めたりを繰り返す。が、このくらいなら呼吸スペースを確保できるのでラク勝である。
仕事中、文房具イベントが発生するも、滞りなく働き、帰りの電車へ。
途中駅で電車が止まったまま動かない。利用客同士のトラブルが原因とのアナウンス。時間がもったいないのでnoteを書く。
なんとか帰りつき、買い物をする。
夕食を出したあと、どうにもこうにも眠くて仕方ない。なんかの呪……
目覚めると午前1時半。
マズい、マズい。
ここから慌てて、次の日の夕食&お弁当準備。
お風呂に入り、肌のケアなどをすると、午前4時近くになっていた。
このまま一睡もせずに1日を乗り切れる自信はない。熟睡して寝すごすのも怖い。
しかたなく、仮眠程度に寝れるよう、毛布と枕をソファに運び眠る。
4日目/Thu
ソファ睡眠のおかげで寝過ごすことなく起きる。noteをアップし、出勤。
もう飽きられていると思うので、電車の戦闘シーンは割愛。
夕食後、この3日間の反省を踏まえ、すぐに次の日の夕食&お弁当の準備をする。
その後、1時間ほど持ち帰った仕事をする。
順調にふとんに向かって進めている。えらいぞ、自分!
仕事も終わり、お風呂から上がる。
化粧……
寒い……。体がカサカサ……。
恐ろし過ぎる……。
化粧水もつけず、髪も乾かさず、床で意識を失っていたのである……。
時間としては寝たことになっているが、まったく疲れがとれていない。なにより、肌のケアをしていないことのショックがハンパない(実際、カサカサになっている)。
5日目/Fri
もはや、朝から夕方までの描写はどうでもいいのである。
大事なのは、布団で寝ることだ。
今夜こそ、布団で寝たいのだ。
なんとしても、寝るんだ、わたしは。
幸い、子が「土曜は学食で食べる」と言ってくれたので、今夜は何も作り置きしなくてもいい。
うれしい。
帰りに少しずつ集めている『ゴールデンカムイ』を買い足し、嬉々として家に帰る。
夕飯を出す。
すぐに片付ける。
みんながお風呂に入ったあと、すぐにお風呂に入る。
化粧水やパック、しっかりと美容ケアもする。
ソファに座る。
よし、ゴールデンカムイを読みながら、noteのネタを……
ネタを……
ソファの上にいるところを、子に起こされる。
起こされた瞬間、ぼんやりする頭に思い浮かんだ言葉が【おふとんクエスト】である……。
とりあえず、ふとんへの道ははるか遠いのである。
はたして、今夜はふとんに入れるのか……?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?