不安定が安定
元オリンピックの室伏選手の理論は面白い。
プロのスポーツ選手の練習は激しい。
でも、そんな中でもいかに怪我を少なくしていくかが成績を出しながら現役を続けていく大切になる。
練習を間違うと怪我をしやすい体になってしまうし、試合での怪我ならまだしも、練習で体を悪くしてしまったりする。
室伏選手が言うには、練習、つまりは同じ動作の反復練習で体に覚えさせる。
同じことの繰り返しは慣れを生み、間違ったやり方になっていても気づきにくくなる。
その結果、間違った姿勢や動きを繰り返してしまい体を悪くしてしまう。
それを防ぐために室伏選手は不安定さを使っている。
バーベル担いでのスクワットもバーベルの両端にブラブラ揺れるように錘をつけて、それを揺らして、体が揺れにブラされる中でのスクワットとか。
錘の揺れで体も揺らされる。
そんな不安定な状況は脳から活発に命令が出て、姿勢やバランスを取ろうとするらしい。
そうする事で脳の慣れを防ぐことができ、間違った姿勢や動きの繰り返しになるのを防げるらしい。
不安定やから安定させようとする働きが生まれる。
変化して循環することになり、自然の理とも合致する。
室伏選手、すごい。
でも、それはスポーツや姿勢、動作だけの話ではない。
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