♯13 家庭でのかかわり(小学校高学年編)
13回目の今日は、小学校高学年編を書いていきたいと思います。主に4年生から6年生向きの話になります。まずは、自宅でどのようにすればいいか?
この期間は、親御様から離れていく時期になります。そのため、低学年編で行った見守るをし続ける時期から離れていくことを覚えてほしいです。見守ることも悪いわけではありませんが、見守るだけだと、すぐにお子様が戻ってきてしまいます。
子どもにもよるとは思いますが、少しお子様から距離を離れて、お子様自身が来るのを待っていただきたいと思います。そして、近寄ってきた際にアドバイスを送ってあげてほしいです。
では、さっそくですが私がかかわってきたお子様の例を紹介していきます。私がかかわったQさんは、当時小学6年生でした。習い事をしていたQさんは、思い通りにいかなかった際にすぐに怒ってしまいます。
私との授業でも、いつも親の文句を言う場面がありました。何が嫌なのかというと、できていないことをすぐに指摘してくることだったそうです。しかし、指摘されたことをすぐに改善できるQさんでもなかったため、怒られる日々が続いていきます。
一方で、相手にされなかったらそれはそれで、Qさんも気分を損ねてしまいます。Qさんには、弟もおられ、弟に愛情を注がれてしまうように感じてしまったのです。みなさんなら、そんなQさんに対して、どのようにかかわるでしょうか?
私は、Qさんから少し離れて自立を促します。Qさんがよくないことをしてもじっと我慢して、Qさんがこちらに来るのをまっていただきます。
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