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ラストマイル

予告編を見てからずっと映画館へ見に行きたいと
思ってた『ラストマイル』を見てきました。

いろんな事を感じた作品だったので、
記録としてnoteに残しておこうと思います。


※以下ネタバレの可能性があるため、お読みいただける方はご了承の上読み進めてください🙇‍♀️

①人の命の尊さを改めて感じた

私たちって日々何気なく生きている中で、
命の尊さを忘れずに毎日を送ってる人ってあんまりいないのではないかなと思います。

地震や津波などの自然災害や、予期せぬ事故など、
日々生活をしているということは、私たちは死と常に隣り合わせです。

でも何かのきっかけがなければ、
私たちは死というものをちゃんと意識はしません。

舞台は、物流倉庫から配達された荷物を開封する際に爆発が起こったことではじまります。

荷物の爆発によって、
罪のない多くの人が命を落としたり、
幼い子どもが危険な目にあったり、
大切な人が目の前で命を落としそうになったり、
そんな場面を見ていて、
当たり前に大切な人と毎日会えていること。
いってらっしゃい、ただいまって顔を合わせられる事って幸せな事なんだと改めて気付かされました。

どんな人にだって
大切な人がいることを忘れてはいけないなぁと。



②アンナチュラルに出てきた白井くんの成長

アンナチュラルに出演し当時高校生役だった、
白井くんがバイク便の運転手として出演されていました。

アンナチュラルの時は、
人生に迷っていた高校生で、
ネットを使って凄まじい映像を世間に拡散し、
生きるとは何なのか。を自問自答し成長する回が描かれていました。
自分を苦しめた人のせいで自分の人生が狂うような行動を取ることは違うと言う事をミコトから教わった心に残る回です。

あの白井くんが成長して、
バイク便の運転手として活躍している姿は、
なんだか嬉しくなりました。

あの時のミコトの言葉があったから、
白井くんの現在があることを映像の中に描写として入れてくれたことが個人的に嬉しかったです。


③MIUチームワーク健在

爆発現場の初動操作として、
MIUチームが始動しますが、相変わらず島と伊吹のコンビネーションが見ていて気持ちかったです。
変わっていく世界の中でも、変わらない相棒と一緒に任務に当たっていることに嬉しくなりました。
さらにメロンパン号も健在だったことも嬉しい限りです🍈

④命

物流倉庫のレールを止めようと1人の男が命をかけるシーンがありました。
ここのシーンは人によって解釈が変わりそうですが、私は人が仕事に侵食されるような様子を写しだしているなと強く感じました。

満島ひかりさん演じるエレナも言っていましたが、
長く働いて、役職に就いて、責任あるポジションを任されると、気づいたら1人で抱え込んで、生きること=仕事と考えるようになって、夜に眠れなくなって、メンタルやられて、精神科に通いながら、頑張って、頑張って、最終的に破滅するという。

劇中で中村倫也さんが演じていた男性も
毎日倉庫のレールをみて、稼働率や売上を気にしていたら、命を投げ出して止めたくもなってしまうのかもしれません。
仕事と人の闇が描写されている部分だなと見ていて思いました。

塚原さんと野木さんが創り出す作品がすきです。

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