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ある地名の風景
都電が行き交う初夏の午後-大塚 otsuka
ここは東京豊島区にある山手線大塚の駅前。
コーヒーを片手に駅ビルの窓から眺めています。
ゆっくり走る都電の姿はまるでオモチャのよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1716997027372-91GGhxmcUW.jpg?width=800)
以前から気になっていたのですが、
”大塚”というからには
どこかに塚がある、あるいはあったのでしょうか。
”塚”の付く地名は珍しくありません。
大塚をはじめ小塚、犬塚、塚原、塚本、塚田・・・
”塚”とはそもそも物を埋めた場所を言い、
古墳や墓も塚です。
そこで思い出すのが、平将門の首塚。
平安の昔、朝廷との戦いに敗れた将門の首を
家来が埋葬したという伝説の場所。
今でも大手町の一角で多くの人の崇敬を集めています。
ただし、誰も埋まっている首を見たわけではないので
もともと古墳があった場所という説も。
昔から将門の祟りだとか、奇怪な現象がウワサになります。
いつかのネットニュースに
ここを訪れた人が自分の位置をグーグルマップで見ると
「混んでいます」と表示されたとか・・
周りには誰もいなかったそうですが(笑)
話がちょっとそれてしまいましたが、将門はともかく
大塚の駅周辺の住居表示は北大塚、南大塚のみです。
これは明らかに大塚駅を中心としたものですねぇ。
なぜ”大塚”という地名がないんだ・・?
と、思いきや、
2キロも南、お隣の文京区にありました。
でも、これはまた別な”大塚”??
(つづく)
(豊島区南大塚)
![](https://assets.st-note.com/img/1716996964374-stYouVzFCi.jpg?width=800)
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