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ある地名の風景

多摩川の二子玉はるか    futago

小田急線に乗る時、多摩川を渡る景色が好きです。
上流を見ると水道橋越しに多摩の丘陵、遠くは八王子方面の山々、
下流はゆったり流れる多摩川の向こうに二子玉川のビル群。

晴れた日には、このビル群が
まるで南国の”ニライカナイ”を思わせるほど
茫漠とした中に浮きたっています。

あの向こうに何か素晴らしい場所があるんじゃないかなーって(笑)

「ニコタマ、ニコタマ」と呼ばれる地域ですが、
駅名やマンション、商業ビルなどには確かに”二子玉川”という名称が使われているものの、住居表示に”二子玉川”はありません。
ということは通称地名です。

おそらく”二子”と”玉川”がくっついた地名でしょうが、
駅の周りは「玉川~丁目」です。

”二子”は?

隣近所を探しても見当たりません。
実は多摩川を挟んだ川崎側に”二子新地”という駅があり、
駅の周りに”二子”という地名がありました。

どう考えてもこの二つがくっついたとしか思えません。
でも、間に多摩川があります。
どういうこと?

(世田谷区玉川)

(つづく)

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