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あ る 地 名 の 風 景
牟礼の踏み切り mure
沖縄はもう梅雨に入ってしまいました。
関東も来月初めには梅雨入り予想だとか。
雨は降っても降らなくても
昔から農作物には一大事。
“雨乞い”の民俗は各地にありますが
私の部屋から見える丹沢の大山も
別名“雨降(あふり)山”と言い、雨乞い信仰で有名な山です。
大山がよく見える相模原台地は井戸が深く、
昔の水汲みは重労働だったと言います。
だから、大山に雲がかかると「ほっとした」
そんな話も伝わっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1652890607145-w4ORhBp1kH.jpg?width=800)
ところで東京三鷹市に
“牟礼”(むれ)という地名があります。
井の頭公園にほど近い場所です。
知っている人は、
タイトルを見て変だと思うかもしれません。
牟礼に鉄道はありませんから、踏切もありません。
確かにそうなんです。
この踏切は井の頭3丁目にある京王井の頭線のものです。
今の町名で言うとそうなんですが、
実は江戸時代からの牟礼村は
今の井の頭1丁目から5丁目までを含んでいました。
“むれ”・・・
変わった地名ですよねぇ。
私はつい「パンとスープとネコ日和」や「かもめ食堂」の作者
群ようこさんを思い出します。
まぁ、ペンネームのようですが。
牟礼にどんな意味があるんでしょう?
群れる?蒸れる?
(つづく)
(東京都三鷹市)
![](https://assets.st-note.com/img/1652890577366-pbJsxDLrqO.jpg?width=800)
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