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3匹のこぶたに学ぶテリトリーの重要性

童話から人生においての大切な何かを学ぶことは結構多いように思えたりします。

ちなみに個人的に好きな作家はオスカー・ワイルドです。幸福な王子はマジで秀逸すぎる!
ここで語ると熱が入りすぎて話がそれまくることは容易に想像できるし、作者のメッセージをどう受け取るかは人それぞれなので、共感できる人に会えた時に語り合おうと思います。

で本題ですが、皆さんは三匹の子豚の話を知ってますか?

とっても有名なお話なので知らない方はいないと思いますが、あらすじを超ざっくり紹介するとこんな感じです。

母親と暮らしていた3匹の子豚の兄弟が、母親に自立を促され家を出て暮らすのにそれぞれが家を建てるのですが、その子ブタが暮らす土地にはブタを食べようとするオオカミが住んでます。

狼から身を守るために兄弟それぞれが藁と木とレンガで家を建てるという話です。

この話には教訓とは別に動物の習性ってそういうものだよねってことがしっかり描かれているので、飼い主さんはそれをちゃんと理解しようというのが今回僕が言いたいこと。

当たり前の話ってつい忘れがちなんですが、動物にとってはやっぱり縄張りってめちゃくちゃ大事っすよね。いやほんとに。
なのに犬や猫を飼うとそれを取り上げてしまう飼い主さんて実はとっても多い気がします。
正直なところ放し飼いって結構なストレスを抱える原因になっていますよ。飼い主と絆を深めるには良いこともありますが、たいてい留守中に不安を抱えることになるし、分離不安にまっしぐらっていうのは割とお決まりのパターン。

ケージに閉じ込めるのはかわいそうという方は多いですが、そういうご自身は土地を分けて家に住み、夜寝るときは自らカギをかけているんじゃないでしょうか?

人は言葉を持ち、法律というルールを作って生活しています。
ましてや日本という国は地球上でも相当安全な国ですから、動物からしたらむしろ自己防衛が過剰すぎるくらいでしょうね。

オオカミに襲われるからという環境じゃなくてもプライバシーを守るために縄張りは必要なんですよね。藁よりも木よりもレンガのように頑丈な造りの自分を閉じ込められる家が。

家族という間柄でも部屋という個のテリトリーが必要なのはもはや説明不要。だから犬や猫にもそういった縄張りを与えてあげましょう。

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野生のライオンを撫でてくるのは難しいけど、サーカスのライオンは人に良くなつくのもそういった理由ですね。

安全な縄張りと定期的な食事が提供される環境があってこその関係性です。
おそらく定期的な食事を与えていない飼い主はいないと思いますから、足りないとしたら縄張り。
あなたのペットが警戒心が強くなっているとしたら問題はそこにあるのかも。

もしあなたがしつけに迷ったら、こんなふうに一度自問自答してみましょう。

飼い主がしてあげたいことやペットが望むことは必要なことなのか?

正しい距離感でつき合えるように、もっと知ってあげるべきことがあるのかもしれませんね。

ではまた。





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