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深呼吸できない犬の健康維持

いきなりですが、あなたは深呼吸できますか?

健常者なら出来て当たり前だと思いますが、犬は出来ません。

人と少しだけ身体に違いがあるからですが、実は人間はなかなか優れた機能を持った稀有な動物なんです。これって意外と知られてない事実。

動物は生きている限り何をしていても、内臓は勝手に活動して健康維持に努めてくれていますが、逆に言えば常に活動する内臓機能を意識的にコントロールすることは出来ないのです。肺以外は。

正確に言うと横隔膜を収縮させることで肺を膨らませたり萎ませたりが出来るのですが、それでも内臓を動かせるって考えてみるとすごいことです。

だてに食物連鎖の頂点に君臨してるわけじゃないんですねー。やるな人間!

こうして他の動物と比較すると人間がいかに生物として優れているかわかります。

そんな人と比較すると犬の問題点も見えてきますが、飼育下にいるとその問題は意外と深刻な事態を招いたりします。

ご存知の通り犬も動物です。読んで字の如く動物は動く物ですから、動いている方が健康的なのは言うまでもありませんよね。呼吸が自発的に行えないため健康維持にはより運動が必要です。

人なら肺の空気を出し切ったり出来ますから、訓練次第では運動しなくとも代謝を活性化することも可能です。

犬は前肢の回転運動に連動して横隔膜が収縮するように出来ています。早く走れば走るほど呼吸の回数が増える仕組みなんですね。つまり心肺機能を鍛えて効率の良いガス交換を促すには散歩では足りません。

なので毎日の散歩よりも週に一度自由に走らせる方が犬には良いと思います。

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犬は人のように身体を部分的に鍛えるようなことは出来ませんが、逆に言えば走らせることが出来れば健康維持に効果が高いとも言えます。

犬の種類にもよりますが、運動量は人と比べるとかなり必要になります。

サイズや毛の長さ、耳の形状は犬を選ぶのに重要ではありますが、一番重要視しなければならないのは運動量ですね。

もしこれから犬を飼おうというのなら、そこはよく考えてみましょう。

それではまた。

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